龍と花 良かった ・・・もしかして 「あの・・・俺気にしてませんし、その、ホントは俺のこと睨んで無かったんですよね?なら、大丈夫です」 そう言うとその人は驚いたようにこっちを向いた やっぱり睨んでいたわけじゃないんだ ・・・きっともともと少しキツイ顔をしているのだろう 良かった、嫌われているわけじゃなくて と、安心したら顔が自然と緩んでしまった 「―――っ?!」 「わぁ、可愛い」 カイと言う人には顔を逸らされ、お兄さんは 「やばいわー」といって机を叩いていた 俺何かしちゃったかな・・・? と、お兄さんを見つめていると、お兄さんが俺の前まで来た [*過去][未来#] [戻る] |