◇ﾓﾗﾙ･ﾊﾗｽﾒﾝﾄ◇
-起こりやすい状況-
ﾓﾗﾊﾗが起こる環境(場所)は、会社、学校、家庭…とありますが、多いのは親子間、夫婦間、恋人同士間ではないかと思います。
※学校や会社などで、権力による強者(教師や上司)･弱者(生徒や部下)間で起こるものはパワーハラスメントと呼ばれています。
どのような会話がﾓﾗﾊﾗに当たるかは、その都度、その状況に応じて違いますが、主なものに相手の人格や思想に対する侮蔑の言葉や相手の人格を無視する態度が挙げられます。
ﾓﾗﾊﾗは、力や武器を使った暴力ではありません。
言葉や仕草、態度によって精神的苦痛を与える暴力です。
そのため、被害者の体に傷がついたりすることはなく、言葉や態度というものは証拠として残らないため、加害者によって｢暴力ではない｣｢そんなつもりはない｣｢相手(被害者)の妄想だ｣と片付けられてしまうことが殆どです。
被害者は、加害者のその言葉に違和感を感じながらも鵜呑みにしてしまい、｢自分が悪いのだ｣｢自分が至らないからだ｣と洗脳されていきます。
第三者も、被害者の身体に暴力痕がないため、実際に暴力に遭っているかが解りにくく、被害者にも非があるのだといった、悪意のない暴力を振るってしまいやすいのです。
これを繰り返し、加害者は被害者の恐怖心を利用して、被害者の精神を翻弄し、ｺﾝﾄﾛｰﾙしていきます。
ﾓﾗﾊﾗが行われる状況は、次のようなものです。
3-1. 閉じられた空間
3-2. 気づかれない暴力
3-3. ｢いい人｣という仮面
3-4. ｶﾓﾌﾗｰｼﾞｭ
3-5. 被害者を装う加害者
3-6. しつけ･指導という名ばかりの…
3-7. 秘密の強要
2.ﾓﾗﾊﾗとは？
4.加害者の特徴
《目次》モラルハラスメント
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2.ﾓﾗﾊﾗとは？
4.加害者の特徴