モラハラが起こりやすい状況 ●被害者を装う 加害者は第三者に対し、 「あんなことを言うなんて」 「私はとても傷ついた」 「こんなことをしたのよ」 と自分がいかに傷ついたかを、大袈裟なくらいに被害者を装い主張します。 このとき、その前に自分が何をしたか、何を言ったかは問題ではなく、自分が被害者であると証明できるものは、事実を歪曲してまでもまわりに主張していきます。 例えば… 「食事を作ってもらえない」 「洗濯をしてもらえない」 「自分を無視する」 などの嘘を、あたかも真実であるかのように主張します。 加害者は第三者に対しては「とてもいい人」であるため、第三者は加害者の言う事を信じてしまい、 「ひどいね」 「よく耐えているね」 などと、加害者を庇います。 加害者の嘘を信じ込んでいる第三者は、被害者に対し、 「もっと優しくしなくちゃ」 「(加害者が)可哀相よ」 「あなたって酷い人ね」 などと、被害者に言ってしまうことがあります。 被害者が加害者の嘘を知った場合、加害者に嘘について尋ねると、 「そんなことは言っていない」 「思い違いだ」 「冗談だよ。本気にしたの?」 などと言って誤魔化したり、更に酷い言葉を投げかけられたりします。 被害者は、こうして加害者だけでなく、第三者からも責められ、どこにも逃げ場がなくなっていきます。 3-6.「教育」「しつけ」「指導」という名のもとに… 3-4.カモフラージュ 起こりやすい状況-トップ 《目次》モラルハラスメント [グループ][ナビ] |