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浮気疑惑Lv.1 1
「なぁ跡部知ってるか?」
高等部に上がっても相変わらず落ち着きのない向日が喜々とした…嫌な笑顔で話しかけてきた。
知ってるかだと?
一体何に対して言ってるのか主語がねぇっつーんだ、全く…。日本語をもう一度学び直す必要があるんじゃねぇか?
俺に絡んでいる向日の姿を見つけ、忍足や宍戸まで何事かと集まってくる。
それに気をよくしたのか、向日はにひっと唇をつり上げるとようやく周りにも分かるように話し始めた。
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