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「日吉?」
ふと視界に後輩の姿が入ったような気がして思わず足をとめる。
後ろを振り返るとやはりそこにはいつも無愛想な後輩の後ろ姿が見えた。
「忍足?」
「先行とってええよ」
友人にそう言い残し、後輩の後を追う。
数メートルの距離など埋めるのはあっという間で、すぐに手の届く所まで追いつく。
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