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よみもの~中等部編
7 ~canon

連れてこられたのは、部室の裏
海堂君は、私を建物のカゲに押しやって、
自分の身体を楯にして、私の身体を隠そうとしてくれる
私は。。。ただ、その海堂君のカゲで、びくびくと怯えてる
海堂君だけじゃない
由香ちゃんも。。。きっと、酷い事を言われる。。。
私のせいで。。。みんなが。。。

うしろめたくて。。。
かばってくれる海堂君に顔を向ける事もできず、
ぶるぶると震えてるだけの卑怯者。。。


人の気配がした
海堂君の手が、私の肩にのる
グッと力の入った手に、身体をもっと小さくしろ、と、言われているようだった
「カノン...ね、海堂君も...お弁当持ってきたよ?
 お腹空かない?ね?...食べよ?」
由香ちゃんの声。。。
それでも、海堂君は安心できない
「大丈夫だよ?私と桃城君だけだから...ね?」
「オイ、海堂〜、カノンちゃん飢え死にさせる気かぁ?」
桃城君もいるの?
だから、気まずいの?
「...海堂君...ごめんね...大丈夫だから...お弁当、食べよ?」
海堂君はこんなにビクビクする人じゃない
本当はもっと、強くて、人目なんか気にしなくて堂々としてるのに
「私、お腹空いちゃった...」
笑わなきゃ。。。私。。。
みんなが迷惑する


全部私が悪い
私がしっかりしないから。。。ごめんね。。。

由香ちゃんも、桃城君も。。。


ごめんなさい

***********
途中経過報告 25th Nov.12

あーーーー。。。ぐるぐるしてきた
何故だ、何故なのぉ〜
奏音ちゃん、そろそろ浮上しようよ〜〜〜

。。。と、なかなか上手く動いてくれない奏音ちゃんに、
書いてる私が、あたふたしてしまう今日この頃w

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