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危険地帯



「え…」


亮先輩!玲音先輩!


「何だてめえら?邪魔すんじゃねえよ。」


そう言って殴りかかった奴を、


「邪魔はそっちだ、っつーのっ!」


玲音先輩が簡単にいなして蹴りとばす。
やっぱ強い。

しかも、それと同時に私の腕を引っ張って助け出してくれた。


「大丈夫?」


「あ、はい。ありがとうございます。」


そう言うと玲音は微笑みながら樹里の頭を撫でた。




「君たち、制服見ると西高だね。学校に連絡しようか。それとも親御さん?

あぁ、君たちのことサイトに載せようか?きっと鬱憤溜まってる男たちの良い捌け口になるよ。」


樹里に聞こえないように小声で話す亮は冷徹な笑みを浮かべていた。


「うぁ…、行くぞっ!」


そう言って逃げて行ったチャラ男集団。

私は後ろ姿にべーってしてた。


「ったく、気を付けろって言っただろ?」


「すみません、亮先輩。」


「じゃあ、俺たちが教室まで送ってあげるから、ね?」


そう言った玲音先輩とまだちょっと呆れ顏の亮先輩に教室まで送ってもらった。










教室に入る前に亮先輩と玲音先輩にお礼を言った。

「入りますか?」って聞いたんだけど、やっぱり忙しいみたいでまた仕事に戻っちゃった。


ガラガラ

「ただいま〜。」


「あ、お疲れさま。

早乙女のおかげで大繁盛だったよ。
文化祭ももう少しで終わりだから休憩入りな。

英二、章、2人もずっと働きっぱなしだよね?休憩行って良いよ。」


手塚に呼ばれた英二と章が来た。



「っ!何なんだ?その格好!」


「俺もう疲れちゃったあ。

あ、樹里可愛いねっ!行こっ!」


英二は怒ってるみたいだけどマイペースな章に私と英二は引っ張られて行った。


あ、メイド服のまんまだよ〜!



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あきゅろす。
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