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危険地帯



「おい、どこ行くんだ?」


「ぅ…、英二υ」


私の仕事が終わったから教室出ようとしたら英二に捕まった。

最近の英二はどうもお兄ちゃんというか、保護者っぽい。


「で?どこ行くんだ?」


「…亮先輩んとこ。」


「じゃあ、俺も行く。」


「…。(1人で行きたいんだけどなυ)」



「おい、英二〜!これってどうやんの?」


「英二、呼ばれてるよ?俺は大丈夫だから…、ね?」


何度も呼ばれてた英二は私の方を振り返りながらも行った。


よしっ!!…英二、ごめんね。
でも、これは1人で行かなきゃ意味ないの。
















コンコン


「はい。どうぞ。」


ガチャッ


「樹里か…。どうかした?」


いっぱい書類を並べた生徒会長のおっきい机に座ってる亮先輩。


「聞きたいことがあって来たんですが、今大丈夫ですか?」


「ああ、ちょうど良いタイミングだ。ソファに座って聞こうか。」


そう言われてソファに座った私の前に亮も座った。

軽く息を吐いて…


「単刀直入に聞きます。

何で俺…私が女だって知ってるんですか?」



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あきゅろす。
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