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愛言葉を叫びましょう
lessonV
ガチャ

「瑞希ー、今日の仕…何してんだ?」

次に入ってきたのは生徒会長の藍澤 零央(あいざわ れお)。
きゅ、救世主…っ!!

藍澤零央くんは、ここ霧島高校の生徒会長様です。
前まで特別棟にいましたが、色々な事情があって今は一般棟にいます。
財閥クラスにいた位だから、藍澤家はそこらへんのお金持ちとはちょっと違う。東京有数の名家の1つ。
んでもって、俺の幼なじみなんだ!!
(鷺宮財閥も同じ位名家だよ!!)

成績優秀・容姿端麗・性格最高のパーフェクト幼なじみ!!

そんな零央は俺の顔を見て、何かを思いついたようです。

「広瀬先生?校長先生がお呼びです。」
「ん?あ…忘れてたわ。っち…」

最後に聞こえたのはきっと舌打ち。
広瀬先生は気怠そうに生徒会室を出て行きました。

はたまた零央はポケットからケータイを取り出して、俺達(俺と佐内くん?)をカメラで撮った。

ーパシャッ


何の音?


ちょ、え?な、何してんのぉぉっ!?
え?え?助けてくれるんじゃ無かったのかぁっ!?
それともあれか!?俺の勘違いかあああっ!?

そんな俺を無視して、零央は携帯画面をこちらにむけてふりふり。

「佐内。お前、大学推薦狙ってるんだよな?」

大学推薦?何のお話カナ?

「な、なんで…」
「強姦はダメって…生徒会で言わなかったっけ?」

どこか冷めた目でにっこり微笑む。
あ…佐内くんの顔、ブルーベリーのように真っ青です。

「この写真、先生に見せたら推薦…無くなるんじゃない?」
「す、すいませんでしたあああーっ!!!!」

佐内くん、涙目になりながら脱走。
突然の出来事に俺はポカーン。

「ほら、終わったぞ。」

そう言って、俺に手を差し出すかっこいい幼なじみ。

「う…うわあああん!!こ、怖かっ、た…!」
「あー、はいはい」

立たされながら、泣きながら。恐怖から解放されて、俺はもう大泣きです。

「も、やだっ、ひく」
「泣くなって」

よしよし、と零央は頭を撫でる。
俺、同い年なのにめっちゃ子供扱いされてるよな?
でも、いっか…

「てか、何で広瀬先生いたの?」
「知らなっ、く、行きなり、入ってきたっ」

嗚咽が止まらない。
情けないよ、俺…

零央にされるがまま撫で続けられて、早10分が経過。流石の俺も落ち着いてきました。

「も、平気」
「ん。じゃ、仕事すんぞ。って…書記と会計は?」
「仕事終わったって帰っていった…」
「おお、早ぇな(笑)」

感心したように零央は笑った。
生徒会の皆様は仕事が早いのです。
全ては愛する恋人と一緒に帰るが為。

生徒会の皆様は全員付き合っております。
男子校だろ!!ってツッこんじゃいけないよ♪
勿論例外なく、生徒会長の零央も恋人がいます。
零央の恋人は、舞原 蒼唯くん(まいばら あおい)ってゆって、猫みたいで可愛いーんだ…
みんな相思相愛だから大丈夫!!←なにが

とにかく、皆さん愛する恋人が一番大切なようで…例年の生徒会より仕事が早くって優秀とのことです、はい。

おっと!!余談をしていたら、零央は仕事が終わったようです。

「ふぅ。俺、蒼唯待たせてるから帰るわ。んじゃーな。」

パタン

そして、恋人がいない俺はというと…



「仕事終わらなかったあああー!!」


生徒会で一番仕事が遅いです☆


よーし、今日も居残り頑張るか!

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あきゅろす。
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