小説 モンスターハンター11 タロウ達御一行はエリア1で運よくターゲットのイヤンクックに遭遇した 「ふはははははは!俺に任せろ!!」 いつの間にかジェムシーがクックめがけて走っていた しかし、クックは後ろを向いていたこともあって まだジェムシーに気がついてはいない 大体.15M程まで近づいてジェムシーは武器を背中から取り外した そう、例の大樽爆弾とランスの組み合わせだ 「ふんふんふんっ!!」 両手でランスの持ち部分を持ちながらその場で回転して遠心力をつけている おそらく爆弾ランスをイヤンクックめがけて投げつける気だろう イヤンクックがこちらに気づいた しかしもう遅い この状態だとジェムシーが爆弾ランスを放り投げる方が早い ジェムシーがランスを投げつけた しかしイヤンクックの方向ではない ランスが放たれたのはタロウの方だった 「ひぎゃゃあああああああ!」 タロウはとっさに判断し叫びながらかわした 紙一重でランスをかわしたランスはタロウの後方10M地点へ落下 そのまま火を吹いた 「ズガガアアアアアアアアアアアアアアアン!!!」 すさまじい爆風だ 「悪い!間違えた!!」 ジェムシーのイヤンクック遭遇から2回目のタロウへの言葉だった 多少呼吸が乱れながら、半泣き状態で タロウは思った コイツは危険だということを [*前へ][次へ#] |