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小説
2話 前編 猫人の村で
カイトとリャムは変なものに飲み込まれた後、森の中に倒れていた。
?「大丈夫かな?」
カイト(何か声が聞こえる・・・)
?「起きないなー。」
声の主はカイトの頬っぺたをつついている。
カイト「うぅーん。」
?「あ!起きた!」
カイトが目を覚ますとそこには猫の耳と尻尾がついた猫のような少女がいた。
カイト「えーと?誰?」
ニャルカ「僕は猫人の種族のニャルカだよ。君は?」
カイト「俺の名前はカイトだ。」
カイトが起き上がり話していると頭がなぜか揺れている。
リャム「ぷはぁ!ここいったいどこ〜!」
リャムはカイトの髪に埋もれていたらしく髪を掻き分けて出てきてそう言った。
ニャルカ「ここは僕が住んでいる村の近くの森だよ。」
ニャルカは無邪気に笑いながら言った。
カイト「村?近くに村があるのか?」
カイトが聞き返すとニャルカはこう返事した。
ニャルカ「うん。ここから南に少し歩くと村があるよ。」
カイトは話していると近くに他のみんながいないのに気付きニャルカに尋ねた。
カイト「俺たちの他に誰か倒れていなかった?」
ニャルカ「うにゃ?誰も倒れていなかったよ?」
ニャルカがそう答えるとカイトは少し残念そうにこう言った。
カイト「そうか・・・」

その後カイトはニャルカに少し事情を話してニャルカの村に行くことにした。

ニャルカ「なるほどー、他にも友達がいるんだね。」カイト「そうなんだがはぐれたらしい。」
ニャルカ「いったいどこではぐれたの?」
ニャルカがそう聞くとカイトは不安げに答えた
カイト「たぶん遠いところだ、ワープしたんだと思う。」
ニャルカ「うにゅぅ、わからないや。」
ニャルカは困りながらそう答えた

話しながら歩いているとニャルカの住んでいる村に着いた

ニャルカ「ここだよー。」その村は海の近くにあった
「ニャルカお帰り。その人達は?」
猫人の優しそうなおじさんがニャルカに話し掛けるとニャルカ「森で倒れてたの。」
とニャルカは簡単に答えたカイトは事情を簡単に説明した
「それは大変だったね、少しの間、村で休むといいよ。」
その時はもう暗くなりかけていた、森の中ではあまりわからなかったがもう夜になるらしいのでカイト達は休ませてもらうことにした
ニャルカ「いい忘れてたけどうちは宿屋なんだよ。後あの人はお父さん。」
ニャルカはカイト達に簡単に話の補足をした

宿屋内
「じゃあゆっくり休んでください」
カイト「ありがとうございます」
カイトはニャルカの父に礼を言った
ニャルカの父が部屋から出てからこれからどうするかの話をはじめた
カイト「さて、今日は休むとして明日はどうする?」リャム「やっぱりみんなを捜しに行く?」
リャムがそう言うと
カイト「それもありだが、もしみんなが村に来て入れ違いになると困る。」
カイトはこう答えた

ニャルカ「なら明日釣り大会があるんだけど参加しない?」
ニャルカが言うにはこの村ではよく釣り大会があるらしい。
まぁ猫の好物は魚だからだろう

カイト「よし、じゃあ釣り大会に出るよ」
下手に動くよりまず周辺の地形などを知ろうと思い釣り大会に参加することにした

ニャルカ「じゃあまた明日ー、朝ごはん食べたら釣り餌とりに森まで行くからゆっくり休んでねー」
ニャルカは楽しそうに笑いながら違う部屋に行った
森まで餌とりか、まぁみみずあたりかな?
とカイトは思いながら眠りについた

リャム「むむむ。いやな予感がする!」
そんな事言っても、誰も聞いてないため意味ないのでリャムも小さな寝息をたてながら夢のなかに入った

翌朝

なにかが体のうえにのってる感じがする
まだ眠いので無視して寝ていよう

ニャルカ「朝だよー!」
ふにゃ、起きないなー
よーし、にゃふふふふ

ニャルカはカイトからおりると助走をつけてカイトに飛び乗った

カイト「げぶれば!」
不意打ちを受けて変な奇声を出してしまった
痛い、もうちょっとやさしく起こしてほしい
起きるとニャルカとリャムがいた
カイト「痛いんだが」
ニャルカ「起きないほーが悪いのだー」
愚痴を言うと楽しそうに答えてきた
まぁ仕方ないとしよう

着替えたあと朝食をとりニャルカと一緒に釣り餌をとりに森に出掛けることにした

ニャルカ「にゃふふふ、今日は頑張って優勝するよー!」
うむ、ものすごく元気だな
リャム「えいえいおー!」リャムものりのりである
しかし自分で移動せず自分の肩に乗っている

少し歩いていると薄暗い森に着いた

カイト「餌とるって何とるんだ?」
ニャルカ「ワームだよ」
餌に何使うか気になり聞くと普通の答えがきて安心した
モンスターとか言われたらなんか嫌な想像してしまう
ニャルカ「いたよ!」
ニャルカが指を差した方向を見た
前言撤回
なんだあれは!モンスターだろ!
ワームだが人よりでかいぞ!

ニャルカ「じゃあいくよ」仕方ない戦うか

とりあえずワームが気付く前にニャルカが殴り
次にリャムが魔法で岩を当て
最後に自分が斬撃をあたえて倒した
虫だしあまり強くないよーだ

ニャルカ「十匹はとるよ」聞いた瞬間嫌になった
しかも今ワーム倒したせいかワームが集まってきた近くに四匹、遠くに五匹

カイト「はぁ、まず近いのから倒すぞ!」
リャム「いくよー!」
まずリャムが魔法を唱えて岩をぶつけた
するとワームが体当たりしてきたため避けたら木にぶつかっている
カイト「当たったら痛いな」
少し木がへこんでいた
とりあえず腹辺りにに斬撃をあて倒した
ニャルカが大きく腕を振ると爪の形をした気弾みたいなのがでて一匹たおしていた
そしてすぐにリャムは近くの一匹を殴ったところに自分も斬撃をあてた
リャムは火の球を出してワームを焼いていた

カイト「なぁ、こんな時になんだが俺も気弾みたいなの使えるか?」
ニャルカ「使えると思うよ?」
術を使ってみたいと思い聞くと使えるっぽい
試してみるわけでまず手に力を集中した
そしてワームの群れに向かって剣を振るとかまいたちが出てワームの群れを切り裂いた
カイト「おー!できるんだな」
ニャルカ「すごい!」
少し嬉しいが倒したワームをどうやって持ちかえるのか気になるカイトであった

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あきゅろす。
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