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小説【腐 夢 混在】
ひめはじめ【土銀 大学生 R18】





※二人が同棲しています

※大学生くらいの設定です














男二人、


…といえど俺たちは一応恋人同士。





広いとは言えないアパートの一角で



二人入れば埋まってしまうような



小さなこたつで暖をとりながら、



二人幸せに新しい年を迎えた。







そんな元日も、残すところ一時間となった、


午後十一時のことである。











「…なあ銀時、





姫初めは元日にしちゃいけねえって知ってたか?」







「……するつもりだったのかよ。


新年早々てめえは…」







「おう、当然だろ」








こいつは何をさも当たり前のように…






「なんかよー、


元旦に何かを始めるのはよくねーんだと。




掃除とか片づけとかすると、


新年のいい風気を捨てちまうことになんだろ?





それと同じことらしい。





だから、ヤんなら二日がいいんだってよ」








「…いやそんなところで


豆知識披露しなくていいから!」






「でもよ、俺今日やる気満々だったから


明日まで我慢できそうにねーんだよ…」





「…なにが言いてえ」





尋ねると、土方は




よくぞ聞いてくれた、





と言わんばかりに口の端をつりあげて



こちらに視線をやった。




そして、おもむろに口を開いた。







「いやあ、日付変わるまで


あと二時間近くあんだろ?




だからそれまで我慢するために、


それぞれとりあえず一回抜いとこうぜ」







は?









「いや意味分かんねーから!!



俺我慢できねーとか一回も言ってねーだろ!





なんで俺まで抜く必要があんだよ!」







「…ほう、つまりいつでも準備オッケーだ、と



今すぐでももうちょい後でもいつでも構わん、と」







「なんでそういう解釈になんだよ!!!」






怒りと呆れの半々の気持ちで突っ込む俺。



土方、新年早々意味分からん。






ほんとにこいつ俺より頭いいのか?



って疑いたくなる。




勉強の時以外は、基本、お花畑だ。









「つーことでちょっと抜いてくる」






「前から思ってたけど、



お前、性に対してオープンすぎだろ」








「クローズすぎるよりいいだろが」







そう言って土方はリビングを出て



トイレに向かった。






「……………なんだあいつ…






相変わらずだけど」








…はあ、と溜息をつき、



目の前に置いてあった俺のグラスに手を伸ばした。



そして、その水を飲み干す俺。






















………なんだこれ。





「っ、あっつ、…っ、はあ…っ」





すげー、あつい。





いつの間に暖房の温度いじったんだよ、



と思いながらリモコンに手を伸ばすが、






設定温度は変えられていない。



最初からずっと、同じだ。








…でも、こんないきなり、





温度、あがるわけねーよな……










……発熱か? まさかの?









「…ぎんときくーん」





土方が、俺を呼んだ。




リビングの入り口に立っている。







「水、飲んだ?」




様子を窺うようにこちらを見る。






「…っく、くそ、てめ…っ、



はあ…っ…、あっちい…、」









「薬、効いてるみてーだな」










こいつ、ほんと、



馬鹿なのか頭いーのかわかんねえ…






とりあえず、


油断してあの水飲みほした俺が




馬鹿だってことに、変わりはねえ。







…クソッ






「…はあっ、ん…っ、あ…、



てめ…、っ、責任、とれ、っよお…」






理性が、働かなくなる。








「そんな強い効き目のやつ


じゃなかったんだけどなあ…



お前には、ちょっと効きすぎたか?」








フッ、と笑って俺の股間に視線を落とす。






「我慢、できんのか?これでも」






ズボンの上からでもわかる膨らみを、



指でぴん、と弾く。






「…ぅあああんっ!!!






「ちょ、おま…



もういったn「っあ…!ふぁ、ふざけんなあっ…






おま、まじ…、ばかやろ…っ…








これは…思った以上に、やべえ。




銀時もうどろどろじゃねえか…


まじ入れてえ…



でも日付変わるまであと三十分はある…!!







―――姫始めは一月二日だぞ?





とか言った手前、

俺の方がほんとに我慢できねーなんて



かっこ悪すぎる…!!!












…我慢するしかねえなクソ!!!!!





半分、やけくそだ。







「…っ、ひっ…、ひじ、かたぁ…



なんで、してくれねーの…っ」






「姫始めは今日じゃダメつったろ?





…それとも、もう我慢できねーか?」





「ん…っっはあ…、我慢、するッ…





…銀時クッソかわいい超かわいいマジこれエロすぎんだろこいつどうなってんだ体の隅から隅まで全部エロいぞ肌露出してるわけでもなくまだちゃんと服着てんのにフェロモン撒き散らしすぎじゃねえかこんなんじゃいろんな奴が寄ってきちまうだろーがこいつやべえほんとやべえうわあああ考えてるだけでかなりくるやべーぞこれはよしとにかく別のこと考えようマヨネーズマヨネーズマヨネーズマヨネーズマヨネーズマヨネーズ…






「ひじ、かた…っ、ん、



もぉ、もうすぐ…ふつか、ぁ…っ




…っん…、は、はん、はやく…ッ」







いつの間にか、時計の針は59分をさしていた。





「…っ、とし…、いれてぇ…




銀時がどろどろのズボンを脱いで、


物欲しげな顔と声で、俺を強請る。








「…っく、…挿れる、ぞッ…






待ちきれない。もう、限界だ、






時計の秒針が12をさして日付の変わった瞬間に、




勢いよく中に突き挿した。









「あ…!!ふあああああんっ!!!




「ッ、くっ…!」





やべ、すげーでる…ッ









「やああっ!…ッ、なか、はああんッ


きもち、よぉ、やッばい…、あああっ、」








いつも以上に激しく乱れる銀時に興奮し、




俺もいつも以上に歯止めが効かなかった。







「…は…っ、馬鹿…やろぉ…ッ…













恍惚の表情を浮かべる銀時を横目に、



「今年一年も幸せな年になりますように」



と、願う土方だった。
















本能に忠実な君と僕
幸せな幸せな、一年を

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あきゅろす。
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