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小説【腐 夢 混在】
せかいのくずれるおと【土銀 完結篇 妄想】







悪い予感というものは、よく当たる。








その人がくれたものや、


その人の持ち物が壊れたり。









そんな、虫の知らせのような、





不吉な予感は、













嫌というほどよく当たるもので。

























「俺をやれんのは……




…俺しかいねえだろ」



















静かに息を止めた、その瞬間、







この世界の崩れる音がした




















ような気がしただけだろうか。














何か、大切なものが、





手のひらからこぼれ落ちてしまったような








そんな、取り返しのつかないような、






そんな、予感が、






したんだ、




なあ、























「…土方さん、


いつまでスパスパやってるんですかい」













灰皿に山盛りになったタバコを見ながら、


訝しげな表情をした総悟が俺に話しかける。











「アンタそろそろタバコやめたらどうなんでい」





「あ?なんでだよ」






「タバコネタが消えれば、


そのぶん俺が出る回数が増えるじゃねえですか」








「テメー総悟表出ろ」








「却下でさァ」

















こんな、こんなところで、





俺は


こんな会話をしていていいのだろうか?


















………銀時、

















しばらく、あいつの顔を見ていない。





連絡もとっていない。

















なぜか、





このまま、


会えないような気がして、


仕方がない。
































きみがこのせかいでどれだけたいせつか、

うしなってはじめてきづくんだと

きづいたときにはもうおそい。

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あきゅろす。
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