小ネタ置場 今までのボクとこれからのボク。 ※DSソフト、スターダストアクセラレーターの主人公の独白です。 ※ストーリーモード終盤のネタバレがガッツリ含まれますので、未プレイ又はプレイ途中の方はご注意ください。 記憶を失い、サテライトの片隅で目覚めたボク。 失くした記憶、失くした過去を取り戻すためにここまで駆け抜けてきた。 今まで出会った多くの人達に、支えられながら。 サテライトで最初に出会ったラリー。 元気いっぱいで、ボクの記憶が戻ることを真剣に願ってくれた。 ラリーの仲間のタカ、ナーブ、ブリッツ。 皆もラリーと同じ様に、ボクの記憶が戻るようにと色々良くしてくれた。 一足先にネオ童実野シティに向かった遊星。 話す機会は少なかったけれど、ボクを気遣ってくれていることは言葉の端々に滲んでた。 サテライトを飛び出してからも、たくさんの人達に出会った。 セキュリティに拘束、マーカーを刻印されて連れてかれた収容所で出会った氷室。 最初は嫌なヤツだって思ったけど、デュエルしてお互いを少し解り合って。 収容所を出るときにはボクに雑賀を紹介してくれた。 氷室の紹介で出会った、便利屋の雑賀。 保管庫侵入の時から本当、お世話になりっぱなしだ。 やんちゃな龍亞とおとなしい龍可の双子の兄弟。 デュエルが大好きで少し暴走しがちな龍亞に、呆れながらも付き合ってる龍可の仲の良さが微笑ましかった。 もちろん、良い出会いばかりだとは言えないけれど。 最早腐れ縁になりつつあるような気がする、セキュリティの牛尾。 あいつ曰くのサテライトのクズ野郎に負かされたのが余程悔しかったのか、何かと目の敵にされてしまった。 不思議な力を持った凄腕のデュエリスト、十六夜アキ。 デュエルの後にボクの腕に現れたアザを見て、嫌悪感というか憎悪を剥き出しにした彼女。 彼女はアザについて何か知っているのか? それがどんな出会いでも、今のボクになるためにはきっと必要だった。 今のボクは、記憶を取り戻すことにそれほど執着していない。 それでも記憶を取り戻そうと思うのは、いなくなってしまったボクを心配してる人達がいるかもしれないから。 ボクが忘れてしまっている、ボクの出会った人達に会いたいから。 だけど、現実は余りにも残酷で。 ボクはゴドウィンの目的のための実験体。 記憶のカケラの中に人と会った光景がないのは、ボクが研究所で生み出された存在だから。 そして現れた、ボクと同じ顔をした四人の兄弟……クローン達。 ……ボクはもうただの実験体には戻りたくない。 だって、ボクはたくさんの人達と出会った。 そしてこれからも、たくさんの人達と出会いたい。 いろんな人達とデュエルがしたい。 ボクは“ボク”として生きていきたい。 そのためにも、ここで負けるわけにはいかない。 ボクの兄弟達。 ごめん。 今のボクにはキミ達を助ける方法がわからない。 だからこそ、ボクは全力でキミ達と戦う。 そして解ってほしい。 「……ボクのターン!」 人との出会いが、こんなにもボクを強くしてくれたんだってことを。 END あとがき。 スターダストアクセラレーターのストーリーモード、主人公の設定がドツボ過ぎて思わず書いてしまいました…… まだストーリーモード、クリアしてないんですけどね!(オイ) 主人公は性別選べるので、男女両方にとれるよう一人称“ボク”で書いてみました。 ちなみに私は女主人公でプレイ中。 ちょっとリハビリになったので、企画小説も頑張って書きたいと思います! [*前へ][次へ#] |