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小ネタ置場
大人と子供の一幕。
※ふぁいぶでぃーずの牛尾×遊星(!!)です。
この時点でダメだと思った方はすぐに引き返しましょう。
※時期はダークシグナー編終了後の空白の半年間辺りです。










「牛尾、すまな、い……?」


様子を見に来たはずの牛尾は階段に座って眠っていた。
あと一息で完成するプログラム。
少し待ってくれと言ってから、いつの間にか30分近く経っていた。
起こそうとしたが、仕事で疲れているだろうと思い、もう少し寝かせておく事にした。


「…………」


なんとなく隣に座り、その横顔を見上げる。
目に入るのは傷痕。
パイプラインでの追跡劇の際、自分はギリギリで難を逃れたが追っていた牛尾は再稼働した途端に流れ込んできた廃棄物に巻き込まれた。
この傷がその時に付いたのだと聞いたのは、ダークシグナーの件が片付き自分たちの生活が落ち着いてからだった。





起こさないようにそっと、指先でその傷痕に触れる。
サテライトを脱出した事も、マーカー付きになった事も後悔はしていない。
ただ、この男に傷痕を残してしまった事は今でも割り切れずにいる。





「……すまない。」


座っていても自分より目線の高い牛尾。
伸び上がって、唇でその傷痕に触れる。
この傷が早く消えるようにと願いながら。





「……ったく、てめえはよ。」


眠っていたはずの牛尾の声がしたと思った瞬間、強い力で引き寄せられ自分の身体はその腕の中に収まっていた。


「そういうのは俺が起きてる時にやってくれ。」
「!いつから起きてた!?」
「お前が隣に座ってきた時くらいか?」
「!!?」


つまり、ほとんど最初から起きていてその上で狸寝入りを決め込んでいたという事で。


「〜〜っ!!」


恥ずかしいのと悔しいのとで、腕から逃れようと暴れるが腕力も体格も相手の方が上。


「おい、そんな暴れんな、よっ……」


更に強く引き寄せられて、唇同士が重なる。


「んっ!……」


こうなったら抵抗なんて出来るはずもなく、牛尾の気が済むまでじっとしている事しかなくなってしまう。





……不思議だと思う。


出会いも、第一印象もお互いに最悪だったはずなのに、今ではこうして触れ合うようになっている。





「……どうした?」
「いや……なんでもない。」


もうすぐジャックもクロウも帰ってくる時間だ。
身体を離すのが妙に惜しくて、思わず自分から牛尾に抱きついた。
それを許容するように頭を撫でてくる大きな手の感触に、もう少しこのままでいたいとぼんやり思った遊星だった。



END


あとがき。


DVDで1〜12話まで見てついうっかり萌えてしまいました。


まさかの牛尾×遊星です。
体格差&年齢差という、格差カプ萌えの私のドツボな組み合わせなんだもの……
つくづく自分はマイナーカプが好きらしいです。


書いてる本人はものすごく楽しかったです。
後悔はしていない。

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あきゅろす。
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