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狼御礼・拍手短編・番外編小説  (槙村・ヤマト)
プロポーズは強引に。
「は…あ…」
 キングサイズのベッドの上で、上條は鈴音の胸を揉みしだきながら、力強く猛る陰茎を最奥に叩き付ける。
「あぁっ、あ、あ、あっ!」
 美しい顔を快楽で歪め、シーツを握り締めながら、鈴音は上条を見詰めた。
「ここか? ここがイイのか?」
 意地悪く問う声はハスキーで、鈴音は鼓膜までも犯される。
「ああ、イイ…、んっ」
「ここは真っ赤だな」
 抽挿を繰り返しながら、秘部に在る紅く腫れた突起を、右手の親指で捏ねた。
「ひいいいいっ、駄目、いやっああっ!」
「嫌じゃないだろ? さっきまで、ここは俺が散々舐めて吸ってやったじゃないか。ん?」
「いくぅ、ああんっ!」
 鈴音はいやいやと、顔を左右に振る。何度イカされたか解らない。許してと叫んでも、鈴音の両足を抑え開き、顔を埋めて快楽を引き出された。
「イってみろ。澄ました顔の裏を俺に見せろよ」
 ギシギシとベッドを揺らしながら、上條は鈴音を犯し続ける。
「も、もうっもう出ちゃう!」
 ヌプリと陰茎を抜くと、上條は鈴音の陰部に吸い付いた。
「ああんっ! 吸わないでっ」
 陰核を歯で軽く噛み、舌で転がしながら、溢れる蜜を啜る。
 上條はピクピクと快感で震える鈴音の腹に、陰茎を上下に扱きながら、白濁を塗り付ける。
「はあ、はあ」
 上條は汗を拭うと、鈴音の動く気配にハッとした。
「これを頂戴」
 まだ硬さの在る陰茎を、両手で包み舐める。
「く、まだ足りないのか?」
「んふ。足りないわ。私のなかであなたが足りないの。もっと欲しいわ…」
 四つん這いになって、鈴音は上條の陰茎に奉仕する。
「鈴音……、ちょっと良いか」
 中断されて、鈴音は拗ねた様子で抱き上げられる。
 すっぽりと上條の腕に収まった鈴音は、上條の首筋に顔を寄せる。
「お前さえ良ければ…、結婚しないか」
「……え?」
 信じられないと、鈴音は双眸を見開き上條を見上げる。
「結婚してくれ」
「貴博?」
「イエスと云わなきゃ、今夜は離さない」
 小さな唇を吸い、舌を絡める。
「あ、ふっ」
 鈴音の頬を涙が零れる。
「私で…良いの?」
「ああ。お前が良い。ここに、他の男を入れない為にな」
 くちゅりと中指を陰部に入れ、ざらつく場所を撫でる。
「ひあっ」
「イエスだ、鈴音」
 背を伸ばし、鈴音の溢れる蜜を啜る。
「ああん、ああっ貴博、そればっかりっ」
 じゅるっじゅじゅっ。
「お前の蜜は甘いな…」
「許して、駄目ぇっ」
「イエスと云え」
 意識が朦朧とする鈴音の乳首を吸う。
 ピクンと背をしならせた鈴音は懇願する。
「云うわ、イエスよ、だから欲しい、あなたの硬くて大きいの」
 上條はにやりと笑い、鈴音の唇に羽のようなキスをする。
「この奥に、俺のミルクをあげような?」
 濡れ光る陰部に亀頭を擦り付けて、ずんと一気に貫いた。
 鈴音は甘い悲鳴を上げる。
 翌朝、目覚める鈴音に、婚姻届けをチラつかされる場面を、上條はひとり妄想した。


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あきゅろす。
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