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みらーぱにっく




事の始まりはこうだ。


大嫌いな数学の授業が終わり、あと一時間頑張れば昼休みだ!

と浮かれていた俺に、普段あまりしゃべらないクラスメートが話しかけてきた。

何かと思ったら、誰かが俺のことを呼んでいるらしい。

まあそんなのはよくあることだし、隣のクラスのやつが教科書を借りにでも来たのだろうと思い、素直に廊下に向かった。


その時気づくべきだったのかもしれない。


俺を呼び出したクラスメートの顔が真っ青だったことに。

いつも騒がしい廊下が、異常なほど静まり返っていたことに……。




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