雨が降るだけずっと傍に居てあげる。
★梅雨ネタ。恋人同士。甘。
「うー、じめじめしてる、これじゃあ洗濯物乾かないんだってシズちゃん」
「手前がこんな雨の中呼び出すなんてな」
「俺が行ってもよかったんだけど、シズちゃんオフでしょ?なら来てもらおうかと思って」
「その貴重なオフに呼び出すなって言ってんだよ」
「なにその発言。折角恋人が可愛く誘ってあげてるのに」
自分で言ってりゃ世話ねえな、と鼻で笑えば臨也が引っ付いてきた。空調の効いたこの部屋は過ごしやすい。外は大雨。
(これじゃあ帰れねえな)
なんて、言い訳めいたことを思いながらくっついている臨也の頭を撫でてやる。サラサラとしているから非常に気持ちがいい。
「シズちゃん、俺ね、」
「んだよ」
「シズちゃんが雨の中、俺の家に来てくれたのは嬉しかった」
「ああ」
コイツ、素直だと可愛いんだよな。日頃がアレだしな。
「ちゅーしたいです、シズちゃん」
ずっとこれだと俺の理性が持たないからたまに、でいい。
口を塞ぎながらそんなことを考えていた。
終わり
100519
なにこれ恥ずかしい。
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