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知らないとは言えない君の心地好い触れた指先。


★保父さんネタ。シズちゃん先生。






「こら、早く部屋に行かないと昼寝出来ないだろ」
「やーだー、シズちゃん先生俺たちがねたら、しょくいんしつに行くでしょ」
「まだやることあるからな」
「だから、や」
「はあ、困った」

赴任してきた先で気に入られたのか、俺は折原臨也にエプロンを掴まれている。
可愛い。非常に可愛くて微笑ましい光景なのだ。第三者から見ればな!当事者はうんざりしてたりする。

「起きたら遊んでやるから」
「じゃあ寝なくていいじゃない」

それを言ったら元も子もない。恐ろしいことを言うな。
いつものように愚図るから、俺も苦労が耐えない。溜息ばかりが出る。
いやもうこの際白状しよう。俺はこのまま臨也たちの部屋で寝たい。寝不足だから。
しかし、だ。俺は先生であり、そんなことは当たり前に駄目だ。
寝ることが仕事な子供とは違う社会人なのだから、それを全うしなければならない。
だから、誘惑をするな…!

「へいわじまセンセーを困らせてる臨也くん」
「うるさいよ新羅」
「早く寝ようよ、そしたらセンセーは君と遊んでくれるんだから」
「分かってる」

おお、確か隣の組の岸谷新羅だったか。こいつも結構変わってるんだよなあ。
セルティに気障な言葉でアピールしてた子だったような。

「僕だってセルティ先生と離れるのはなごりおしいけど、めーわくにならないようにしてるんだから」

おお。
確信突いた。恐るべし。
最近の子供ってませてるんだか、見え張りなんだか。

「…、先生」
「なんだ」
「…俺が起きる前に起こしに来てね。じゃないと色んな意味で色々するからね」

………これ本当は中身は年齢詐称とかじゃないのか。
本当は俺とタメで23とか。園児だよな?間違ってねえよな?

「行こう、新羅」
「全く手のかかるね、君は」
「君に言われたくないよ」

…本当に餓鬼の言う台詞じゃねえよ。怖いな。
そんな日常。




100402
これ書いてる間楽しくてしょうがなかった。笑
続けようかな。こんな園児いそうだねえ、小生意気とか可愛い。というか臨也かわいi。




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あきゅろす。
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