堕とす感覚、落とされる感覚。 ★裏、果たして裏?表現 会話無し、伝われば此れ幸い。 止め処無く溢れる液体に臨也が身震いする。 イった快感が脳への反応を鈍らせているようだ。 とろ、と溶けた表情に笑う。 ああ、あの情報屋が俺の手の内。 少し荒い息に、赤く染まる頬、赤い瞳から零れる透明の雫。 同じ男とは思えないほどに、綺麗な奴。 口の端から零れていたそれを舐め取ってやれば震える身体。 緩やかにこちらを見る臨也の口にキスをする。 舌絡めれば大人しく絡めてくるのを分かっているから俺はタチが悪い。 深く深くしていけば、酸素が足りないのか臨也の眉が少し寄る。しかし離してはやらない。 首に回された腕が少し緩んで髪を軽く引かれた。苦しいらしい。そして痛い。 は、と息を洩らし、肩で息をする様が気に入ってたりする。なんて物好きだったり。 不意に奴の自身を触れば、男にしては甲高い声が上がる。 ニヤ、と笑うと今度は強く髪を引かれる。 顔を顰めて臨也を見れば泣きそうで快感に染まった顔がこちらに向いていた。 焦らすよりもタチが悪いことをしているから当たり前か。 まだナカに入ったままの体勢から緩く突き上げると、髪とは逆に俺の肩に置いていた手が肩へと傷を付ける。 痛くは無い。だから笑う。 ナカはまだ熱い。そして俺はまだ萎えていない。 本番は、まだこれから。だろう…? 100330 後悔はしていないが、自分が凄く恥ずかしい。アホだ。 会話と一部単語無しで何処まで官能的に出来るか試したらこんなんになってしまった。 [*前へ][次へ#] [戻る] |