全く持って人類最高!人、ラブ!
★両思い。
全く、全部が思い通りになるなんて思わないでよ。
俺だって、ちゃんと心があるんだからね!
俺を含めての人類、人、ラブ!
「…。」
「うわ、そんな哀れんだ表情やめてくれる?」
「…、いや、」
呆れてる?
いやだね、シズちゃんのくせに!
「…。」
でも怒りもしないでこんなに呆れたりするだけって、貴重だよね。
というか、変わったよね。
最近怒ったとこ見てないんだけど?
「ねえ、どうしたのさ」
「何が」
「最近怒った?」
「いや」
「だから」
「なんでだよ」
いや、怒らないことに越したことはないさ。
でもね。
今までが普通じゃなかったから、今の雰囲気とか凄い不自然なんだよね。
なんて。
言わないけど。
「変わった、とか言いたいのか」
「ま、そうとも言うかな」
「あっそ」
意味わかんないんだけど。
「…、好きな奴を怪我させたくないしな」
「、は」
何、だって…?
すきなやつ?
誰が?
誰を?
…えええ?
「ちょ、え、うそ」
嘘だと言ってほしいのか。と聞かれたら首は横に動くけれど。
でも、嘘。
そんな素振り見せなかったくせに。
熱い。
暑い。
こんなにも、体温が上がったことがあっただろうか。
記憶にはない。
ああ、初めての感覚。
これだから。
(人間は好きなんだ!)
100301
優しいシズちゃんと照れる臨也。
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