黒バスメンバーの嫉妬。
赤司君の嫉妬
放課後。
部室で帰る準備をしていると、ふたりの会話が聞こえてきた。
「黄瀬君、お待たせしました。」
「おう!黒子っち!今日....ちょっと寄りたい所があるんスけど....」
「またですかwいいですよ....」
「黒子っちやさしー///
んじゃ!さっそく行くっスよー」
────いつもの事。
涼太がテツヤを待っていて、毎日ふたりで帰っている。
......くそっっ......
テツヤ.......
彼に恋心を抱いたのはいつだろうか。
テツヤは、いつだって優しい。
だからこそ、強引な涼太の話に流されてしまう事も少なくない。
でも、そんな優しさが好きなのだ。
毎日毎日、
ふたりの会話は聞こえないフリ。
ふたりがいる所を見る度、心臓がズキズキと痛む。
はあ......
最近はため息も多くなった気がする。
さっきも、嫉妬からか挨拶をしてきた涼太を無視してしまった───
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