黒バスメンバーの嫉妬。
黄瀬君の嫉妬
あの人みたいになれないことなんて、
そんなの最初から分かってる。
帝光中学バスケ部の主将で。
バスケ上手くて。
勉強もできて。
それに…
青峰っちまで…
「大丈夫か。無理はするなよ。」
「おう…」
廊下で壁に寄りかかっている俺の前を、赤司っちと青峰っちが、通り過ぎた。
珍しく青峰っちは体調を崩している様で、赤司っちの肩につかまっている。
日に日に、赤司っちに対する嫉妬がどんどん大きくなっていく。
そんな自分が嫌で嫌で、うざくて....
一粒の涙が落ちそうになった瞬間──
1つの影が見えた。
「黒子っち....」
「黄瀬君....また....青峰君の事ですか。」
そういえば....何週間か前も、泣いてた時に黒子っちと会ったんだっけ。
「僕は......黄瀬君の事応援してます。だから......諦めないでください......」
「.黒子っち.....そ、そうっスよね!俺諦めないっス!!....」
黒子っちに言われると、不思議と前向きになる自分がいる.....
やっぱり......嫉妬ばっかじゃ駄目だ。
俺は───
「行ってくるっス!」
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