長編メイン小説【もっとX2強くなれ!!】
その22
「おはよー♪」
玄関を開けると、そこにはスリムのブラックジーンズに白いロンT、編み上げのブーツ履いて首からはシドチェーンをブラ下げた、パンクス姿の硫ちゃんが居た。
どう見ても学校へ行く格好じゃ無いし…。
「りゅ…硫ちゃん…学校行くんだよね…?」
「いや、行かないよ?
天気も良いし、勇ちゃんと一緒にデートでもしようかと思ったんだけど?」
やっぱりこの人…自由過ぎる……。
まぁ…いいけどね。
今日の出席は、ミッチーとター君が代返してくれるらしいし…。
今度、ミッチーとター君に昼御飯でも御馳走して上げよう。
「とりあえず俺の家に行こう?」
「へ?…何で?」
何で遊びに行くのに、硫ちゃんの家に寄らなけりゃいけないんだろう…?
忘れ物でもしたのかな?
不思議に思っていると、硫ちゃんが顔を近付けて来て囁いた。
「勇ちゃんの着替えを取りに行くんだよ…
制服のままじゃマズいっしょ…色んな意味でさ…」
…なるほど。
流石に慣れてるな…。
…っていうか硫ちゃんちの親御さんは何も言わないのかな…?
超放任主義なのかな…。
まぁ。そういう訳で、今日は硫ちゃんと遊びに行く事になりました。
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