長編メイン小説【もっとX2強くなれ!!】
その2
教室に着くと、想像していた通り体が大きくて、一目でワルだと分かるイカつい人達が、思い思いに寛いで居た。
『ぼ…僕の席は何処なんでしょうか…(汗)』
教室の入口で佇んで居ると、誰かからポンっと肩を叩かれた。
「ひぃっっ!!」
恐る恐る振り返ると、そこには短い金髪をツンツンに立てた、可愛いらしい少年が立って居た。
身長も僕と余り変わらない位だ。
え〜っと…僕の身長が158pだから多分163p位かな?
『何だ…みんな僕より大きくて、イカつい感じかと思ってたら、こんな人も居るんだ……。
なんか、ホっとするな』
「ね〜何でこんな所に突っ立ってんの?」
無邪気な笑顔で僕に問い掛けて来た。
何か本当に可愛いらしい人だな♪癒される感じ?
「だって、この有り様じゃ何処に座って良いか分かんなくて…」
「じゃあ、俺の隣に座りなよ♪
俺、工藤硫介!!君は!?」
「ぼ…僕、あいっ…相沢勇輝!!」
「僕、とか言ってるし!!
おまけになんかカンでるし!!…ヤベぇって!!
マジ可愛い過ぎ!!
ねぇ、勇ちゃんって呼んでいい!?」
「ゆ…勇ちゃん?…い…良いけど…(何かちょっと恥ずかしいかも///)」
「まぁ。駄目って言われても勝手に呼ぶけどね♪」
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