長編メイン小説【もっとX2強くなれ!!】
その9〜異文化交流?〜
『もういいや…別に減るもんでも無いし…』
そう決心した勇輝は、勢い良く前髪を上げ、両の眼で十朱を睨み付けた。
十朱の思い通りになったのが、余程悔しかったのか、勇輝の瞳は少し潤んでいた。
「……っ!!!!!!」
『超可愛いい……/////
しかも、この強気に見えて、実は素直な性格…僕の好みにピッタリだし…』
「…もう良いですか…?」
「………」
そう問い掛けて来る勇輝に、十朱は無言で顔を近付けると……。
勇輝の唇に自分の唇を重ね合わせた。
「×%?#υ£…!!!!」
驚愕し、耳まで真っ赤に染まった勇輝に、十朱は唇を離すと至近距離で微笑んだ。
「な、な、何すんですか!!」
「何って…キス?」
『この人は何を言ってるんだ!?』
さっきまで怒っていた事など忘れ、唇を手で押さえながら目を白黒させている勇輝に、十朱が笑顔で尋ねた。
「…ねぇ。ひょっとしたらファーストキスだったりして…?」
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