刀剣乱舞 -それを解放する者- 1. ここはいわゆるブラック本丸と呼ばれる場所である このブラック本丸では審神者が恋人になった刀剣男子達にある薬を与えた 薬の名は<エイブレム>と言い、薬の効果は子をなす事が出来るモノだった。 そうとは知らず刀剣男子達は<エイブレム>を使って子をなした 初めて子をなしたのは三日月宗近で、相手は小狐丸である 生まれた子供は三日月宗近に抱かれ、小狐丸もその顔を見た 宗近似の顔や髪色が同じで、小狐と同じ狐耳がある子(のちに宗継と呼ばれる)だった 二人は我が子を愛し育てていた だがその子が2つの頃、審神者に無理矢理何処かに連れて行かれてしまった 宗近「何故俺達のやや子を…」 小狐丸「兄様…」 宗近は我が子を思い泣き、床に伏せる事が多くなっていた 小狐はそんな宗近を見守る事しか出来ず悔しい思いをしていた それから14の年月が経った 宗近の子は今は霊力で閉じ込めている離れに居た この14年で身長や髪も伸びて、成長したが未だに変わらない事がある 何年経っても離れは埃まみれで、いつの間にか半妖になってしまったと言う事実 ?「………………飽きた。」 そう声を発すると身体をゆっくり起こし、離れの霊力を立ち斬りドアを開けた 初めて見た空の色は真っ黒に染まっていた ?「………………空。」 と見上げ視線を前に戻し、本丸に足を踏み入れた [次へ#] |