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キミのトナリ
D
あまりの激しさと気持ち良さで、視界が真っ白だ。
ボーッとする意識の中、朔弥のキスを何度も背中に受け、くすぐったいような、すごく幸せな気持ちで胸がいっぱいになる。
しばらくして、身体を起こされグルリと向きを変えられると、優しく笑う朔弥と目が合った。

「……あっ…。」

今更ながらすごく恥ずかしい。
どんな顔していいのかも分からず、視線を反らせないままジーっと朔弥を見上げた。

「顔、真っ赤。」

「うぅー。」

恥ずかしさのあまり小さく唸る僕を見て、朔弥は楽しそうに笑わっていた。

「まだ足りねぇ…。」

白く汚れた身体をシャワーで流され、朔弥に抱えられてバスルームを出た。
朔弥は軽々と僕を抱えたまま、簡単にタオルで自分と僕の身体を拭き、あっという間にベットへとたどり着いてしまった。
その間もずっと僕たちは繋がったままの状態で、歩く振動が伝わる度に僕は変な声が出てしまった。
それをなるべく我慢したくて必死に朔弥に掴まり、強く唇を噛んだ。

「声、我慢するな。」

強くて男らしい眼差しで熱く見つめられると、背中がゾクゾクっとする。
ベットに座る朔弥の上に跨がり向かい合って抱きしめられ、腰の動きが再開されると、抑えるどころか我慢出来なくて。

「やぁ、…ぁっ、あぁ。」

嫌なのに、こんな恥ずかしい声。
それなのに気持ち良い所ばかり突かれて、どうしても抑えられない。
静かな部屋に響く僕の声と、腰が揺れるたびにギシギシと音を立てるベット、それから乱れた朔弥の呼吸。
繋がった部分が焼けるように熱くて、朔弥とひとつなんだと実感できてたまらなく嬉しい。
クーラーで寒いぐらいに冷やされていた部屋が、今は汗ばむくらい熱く感じる。
繋がっている場所から全身に熱が回って、頭の中まで溶けてしまっているんじゃないかと思った。


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