親衛隊隊長の苦難07
「そろそろ、お昼ですね。皆さんご昼食をとられてはいかがでしょう。」
これ以上、馬鹿な事に付き合ってられないし、副会長キレてるし……
「そうですね。さ、行きましょう、矢那。」
「え、ちょ、俺は千裕と食べ……「いってらっしゃいませ〜」うぅー」
誰が変態と食べるかよっ。
おめぇは副会長に色々されてろってんだ。
「んーじゃあ、僕はちー君と♪」
「ちひ、ろ…は、おれ、と」
「行きません。俺は会長と行きますので。」
そう言って会長の腕を掴む。
「……はっ?俺様は矢那と「例のことバラされたくなかったら、俺の言う事を聞いてください。」……分かった。」
「ちぇー、じゃあ、みーちゃん行こっ」
「ふほん、いだ、けど……」
「みーちゃんまでひっどぉーい!」
「しか、たがな…いこ、と」
なんだかんだ仲良いんだな。あ、変態同士気が合うからか。成る程納得。
「おい、高梨。」
「何でしょうか?」
「一週間、四六時中共に過ごすってことは……寝る時も一緒なのか?」
……………………会長よ、んなわけないじゃないか。
流石の真智だって寝るのも一緒って言うわけない………よ。きっと。
「…後で確認してみます。とりあえず、食堂へ向かいましょう。」
「ああ、そうだな。」
生徒会全員+モッサリ君が食堂へ入るとキャーやらギャーやら、色んな悲鳴が飛び交っていた。
あ、俺は入る直前に身を引っ込めました。
だって、あの集団と一緒に歩きたくないし。それにこの中の何処かに待機している真智を、捕獲しなければならない。
「あれwwwちー。なんで一緒に行かなかったん?www」
腐男子、発見。
捕獲
始末
→殴る
「このボケがぁぁぁぁ!」
バギィィィィィ
「っいてぇww!お、親にもぶたれたことないのにw」
「チョット、面貸せよ。」
「は、はい………」
騒がしい食堂をでて人気のない場所へと移動する。
「お前があんなこと言うから、変態共に変な目にあったじゃねーか!」
「えっwwナニかされちゃったの??ww」
「お前のことだからどうせ見てたんだろ。隠しカメラで。」
「バレてましたかwwうん、ちー可愛かったねっwww」
「もう一発いっとく?」
「すんません…それより、聞きたいことあんじゃね?www」
あ、そうだった。真智見たら無性に殴りたくなったから、忘れてた。
「あのさ、夜さ……会長と寝なきゃダメ、なの?」
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