「ち、ひろ…おわ、た」 急に現れたロボット書記さん。さっきからそうなんだけど、存在感が薄い。いや、周りが濃すぎるのか……? 「ひとり、じめ……いい?」 「どうぞ、酒藁く……」 「やな、じゃ…なくて、ちひ、ろ」 そう言って俺を抱き上げ、ロボット書記さんの膝の上に座らされられる。 えっ?どゆこと? 俺、書記さんに腐ラグ立ててないよね? 「ちひ、ろ…い、にお、い」 俺の髪を自分の顔に近づけて犬のように嗅ぎ出すロボット書記さん。 「あの〜、離れてくださいませんか?」 「や、だ…」 や、だ…じゃねぇぇぇぇぇ! おめぇもチャラ男と同じ変態種族かっ! 「本当に作業が出来ないので離れて下さい。」 「な、まえ…」 名前がどうした?それより離れてくれ! 「な、まえ…よんで、くれ、たら……」 名前呼ばなきゃ離さないって言いたいのか? 「三鷹さん、離れて下さい。」 「な、まえ…よび」 下の名前で呼べってか? モッサリといい、ロボット書記といい何故そんなに名前で呼ばせたがる?! 仕方ない、モッサリに使った手で諦めて貰おう。 「いや、あの…それはチョット……無理…です。」 ハッ、まさかコレを二回やるとは思わなかったよ。 「ち、ひろ…かわい……」 余計に抱きしめられたぁぁぁ! つか、可愛くねぇわっ!目ぇ腐ってるんじゃないか?! 「は、離してくださいっ!」 「ご、めん。ちひ……「あぁ!肇ずるいぞっ!千裕を占領しやがって。千裕を抱くのは俺なのっ!」 おい、モッサリ。わけのわからん事をほざくな。 「違うよぉ〜ちー君の初めては僕が食べるんだよぉ。」 チャラ男、お前もだ。 「や、だ。おれ、が…もら、う。」 ロボット書記、おめぇぇもかっ! ったく、変態が揃いも揃って…… 「いいか……「ウルサイですよ、馬鹿共。いい加減黙らないと、貴方たちのアソコ使えなくしてやりましょうか?」……」 「「「…すいませんでした。」」」 こ、こぇぇぇぇぇぇ! 笑いながらキレるとか怖いよ副会長。 そうこうしているうちに昼休みを告げるチャイムが鳴るのだった。 ≪backnext≫ |