[携帯モード] [URL送信]

Wonderful days
鳥類?いえ、人類です
景吾達がそんな話をしている、なんて知らない奏汰と国光。
帰路につく最中、

「くちゅんっ(><)!!」

盛大な、くしゃみの連発に、

「風邪か?」

心配そうに見つめる。

「ぐしゅっ…。違うと思…っくしゅっ。きっと、はげわしの跡部様君達が噂してるんだよ」
「はげわしの跡部様……?」

微かに眉間に皺を寄せる。
忘れてはならない。
奏汰が、人の名前を覚えられない事を。

「麗し、じゃないのか?」
「そう云ってる。でも、長い名字だ(--;)」
「………麗しの跡部様が名字ではないぞ」
えーっ!!そうじゃないの!!(゜ロ゚ノ)ノ」

奏汰の驚きように、国光は盛大な溜息を吐いた。
どうやら、"麗しの跡部様"が名字だと思っていたようだ。

「そうなんだ。はげたかのアホ部様が名字じゃないのか(^^;」
「……跡部は鳥類ではない」
「う?」

きょとん、とした表情に、国光は何度吐いたか判らない溜息を吐いた。

「人の名前を覚えろ」
「字は書けるぞ」
「………」
「兄上達は怒らないぞ」
「ナシで良いんだな?」
「それだけはやだo(T□T)o」

[そ、そんなに頭ぽんぽんされるのが好きなのか……]

ナシ、と云われ、ここまで嫌だ、と云う奏汰に驚きを隠せないでいた。

[*前へ][次へ#]
[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!