番外編 reminiscences4 「これから先、お前にもし彼女が出来たら…って色々考えたらもう頭がおかしくなりそうだ。男同士とか関係ない。俺は颯人が好きだ…っ」 「…まこちゃん…んんっ」 初めてのまこちゃんとのキスは気持ちが篭っていて、全身で好きだって言ってくれてるみたいでとても心地良かった。 男同士でキスしてるのに全然嫌じゃなくて、むしろ嬉しく思った。 ぼんやり蕩ける頭の中で、オレも昔からまこちゃんの事が好きだったんだって、まこちゃんにだったら何されても嬉しいって気付いちゃった。 「ん…まこちゃん、気付かせてくれてありがとう。」 「…?」 「オレもまこちゃんの事が好きだよ…まこちゃんがいつも一緒にいることが当たり前になってて、そんなこと考えたこともなかったけど、」 「うん、」 「離れたらやっぱり寂しい、とか…キスされて嬉しいとか色々…」 自分で言ってて恥ずかしくなってきちゃって顔に熱が集まる。 するとまこちゃんはさっきよりも強い力で抱きしめてきた。 「…颯人っ!!」 「ちょ、苦しいよー!」 「颯人、好きだ!大事にするからっ!!」 それから何度も深いキスを交わして、同じベッドで抱き合いながら朝を迎えた。 [*前へ][次へ#] [戻る] |