番外編
reminiscences3
今までは一緒にお風呂も入ってたんだけど、それもしなくなって少し距離を感じるようになった。
それにオレ自身も妙に意識しちゃって、なんだか一緒に入れなくなっちゃったんだけど、その距離が悲しかった。
そうなっていくに連れて、まこちゃんが今までとは違う目でオレの事を見てる気がしたんだ。その違和感の正体が分かったのはそれからすぐだった。
夜、いつもの様にオレはベッドで、まこちゃんは下に敷いた布団で寝てたら、
ベッドにもぞもぞまこちゃんが入って来た。
「…ん…まこちゃん?どうしたの…?」
ぎゅっと抱きしめてくるまこちゃんの様子がおかしい。
「悪い。…もう俺、我慢出来ない…」
「…ま、まこちゃ…?」
「――好きだ」
「…ぇ」
「好きなんだ。ずっと前から好きだった」
そう言って強く抱きしめるまこちゃんの身体が異様に熱い。
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