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深い闇の底で見つけた光
03
「…薫って女の人の知り合い、いた?」

「…っ!」

…いないんだ。

まあ私も、薫が千鶴以外の人と喋ってたの見たことないしな。いつも一人でいたし。

「別に女の人じゃなくて薫でいいよ。気にしないから」

「…そこらへんにいる奴連れて来る」

そう言うと薫は外に出て行ってしまった。

結局、一人では着物も着れず、ただボケーと薫を待つしかなかった。





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