ラブメディスン【その2】(※18禁)・6




「あっ……ぁ……あ、は……ッ」
 だらだらとつづく排泄の最中、体の中に熱い飛沫を感じて、カイジは舌を突き出し、まるで犬のように浅ましい呼吸を繰り返す。
「ん……カイジさん……」
 目をきつく閉じ、アカギはゆるゆると腰を振ってカイジの中に出し切ると、陰茎をそこから抜き取った。
 アカギのモノの先端と、ヒクヒク蠢くカイジの秘部の間に白い糸が引き、切れる。
 アカギがカイジの足を離してやると、カイジはぐったりと床に体を投げ出して、ぜえぜえと肩で息をしていた。

「あ、あ……」
 焦点の合わない目で虚空を見つめるカイジの顔は涙と鼻水で濡れ光り、着ているスウェットの上着は精液と尿にまみれ、曝け出された後孔からはアカギが放った二回分の精液がドロドロと流れ落ちている。
 時折、びくん、と強く体を痙攣させるカイジを、アカギは欲に塗れた目で見つめ、その腰をぐいと引き寄せた。
「あっ……!? な、なにを……っ」
 身を竦ませ、ひどく虐げられたような顔で自分を見るカイジの腰に、まだ勃起している自身を擦りつけながら、アカギは興奮に上がった息のまま、笑う。

「あんたから仕掛けてきたことだろうが……。責任もって一滴残らず、ぜんぶ、搾り取れよ……?」
「ひぃっ……!!」

 ねっとりと絡め取るような声音に、カイジは悲鳴を上げて床を這い、力の入らない体でなんとかアカギの下から抜け出ようとする。
 だがその体はいとも簡単にアカギに捉えられてしまい、カイジはボロボロと涙を零しながら、憐れに叫ぶ。

「もう、い、いやだぁっ……!! だれか、助けてくれぇっ……!!」

 来るはずもない助けを求めて伸ばされた手は虚しく空を掻き、力なく床に落ちて爪痕を残しながら、ずるずると後ろへ引き摺られていった。



 



 結局、その夜カイジの悲鳴は止むことがなく、明け方になり、喉が潰れて声がでなくなっても、アカギはカイジを離そうとはしなかった。



 翌朝。
 やけにすっきりした顔で、だいたいいつも起きている時間に起きたアカギは、瀕死の状態のカイジに向かって、しれっと「どう? 満足した?」などと声をかけると、シャワーを浴びて代打ちに出かけて行った。
 一方のカイジは、その日一日動くことすら適わず、バイトも休み、死んだように眠りこけていた。



 ようやく体が回復し、バイトに復帰したその日。
「どうでした? 彼氏さん、乱れさせられました?」などと、ニヤニヤ笑いながら声をかけてきた佐原に、カイジは右腕を呻らせて問答無用で殴りかかったのだった。











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