ラブメディスン【その2】(※18禁)・5



「っは……はぁ……はぁ……」
 じんじんと疼痛を訴える尻を高く上げたまま、カイジは床に頬を押し付けて放心していた。
 涎と涙が、だらだらと零れ落ちては床にシミをつくる。

 ぐにゃぐにゃになったカイジの体から、アカギは陰茎を抜く。
 二度の射精を終えたソレはまだ硬く張りつめていて、アカギは乾いた唇を舌で湿すと、カイジの体をぐるんと表に返す。
 そしてカイジの膝裏に手を差し入れると、そのままぐっと持ち上げて頭の方へ持っていく。
「っぐ……!!」
 体がやわらかいほうではないカイジは、苦しげに顔を歪める。
 だが、仰向けで腰を高く上げさせられ、秘部を灯りの下に惜しげもなく晒している自分の体位に気がつくと、火が点くようにカッと顔を赤くした。
「い、嫌だ……っ……」
 情けない声を上げて羞恥に震えるカイジに、アカギは酷薄な笑みを浮かべる。
「イイ恰好だぜ、カイジさん……」
 そして、宙に浮いたままのカイジの足を固定し、上から犯すように、ずぶりと太い肉棒を挿入した。

「ちょっ……待っ……あっ……あっ……」
 ピクピクと体を痙攣させながら、カイジは黒い瞳を潤ませて男根を受け入れていく。
 多少乱暴ではあったが、先ほどの性交で、カイジの恥肉はやわらかく熟れ、アカギのモノにすっかり馴染んでいた。
 その上、中で放たれた精液が潤滑剤となり、ズンズンと激しく突かれるたびに、カイジの中にたまらない快感が生まれる。
「あっ……んっ……アカギ……あぁ、ん……」
 せわしない息を繰り返しながら、はしたなく喘ぐカイジの口から、濡れた赤い舌が覗く。

「ヘンタイ……っ、こんな風にされても、きもちいいの……?」
 揶揄するように言うアカギも、カイジとよく似た表情をしていた。
「んっ、あっ、いい……めちゃめちゃ、きもちいいっ……、アカギぃっ……」
 ぐずるような声を上げ、しきりに快感を訴えるカイジに目を細め、アカギはわざと狙いを外していたカイジのイイところを、陰茎の先端でぐりぐりと押し潰してやる。
「あっ!? あうっ、そこ、そこはっ……!」
 困ったように眉根を寄せ、カイジの声のトーンが高くなると同時に、締め付けがさらにキツくなり、アカギはギリ、と奥歯を噛みしめる。
「ここが、どうしたって……?」
 言いながら、そこを目掛けてなんどもなんども抽送を繰り返すと、カイジは激しくかぶりを振ってよがり狂う。
 ぬぷっ……ぐちゅっ……と粘膜の擦れ合う音を響かせながら、アカギは三度目の絶頂に向け、腰の動きを速めていく。
 すると、今まで半開きでとろんと潤んでいたカイジの瞳が、限界まで見開かれた。
「あっ、あっあッ、だ、だめっ……、アカギっ、やめッ……!!」
 明らかに今までと違う、切羽詰まったような声を訝しく思いつつも、アカギはカイジを嬲るのを止めようとはせず、むしろ、嗜虐心を掻き立てられるまま、その動きをより大きく、激しくしていく。
「あっ、んんっ……だ、め……だって……あっ、でちまうっ、やだ、だしたく、ないっ……!!」
 悲鳴のような声を上げ、大粒の涙を零しながら、縋りつくような瞳で見上げてくるカイジに喉を鳴らし、アカギはとどめとばかりに竿肌でゴリゴリとソコを擦り上げながら、最奥に亀頭をずぶりと叩き込んだ。
「あっあっ、や、でるっ、あっ、いやだぁっ……!!」
 目許を赤く染めて叫びながら、カイジは色の薄い精液を自分の腹に飛ばす。
 絶頂による締め付けを耐えながら、アカギはカイジを見下ろして、わずかに目を見開いた。

「あうぅ……や……嫌だぁっ……」
 白濁に濡れたカイジのモノの先端から、透明な液体がチョロチョロと流れ出ているのだ。
 両腕で顔を覆い隠し、しゃくり上げるようにして泣きべそをかくカイジが、先ほどからさんざ「出る」と訴えていたのはこれのことだったのかと、アカギは動きを止める。

 カイジの尿はカイジ自身の腹を汚し、精液と混ざり合って服にしみこみ、床に伝い落ちて水たまりをつくる。
 快感のあまり小便を漏らし、羞恥に体を震わせながら子供のように泣きじゃくるカイジにムラムラさせられたアカギは、欲望に逆らわずに再度、突き上げを開始する。
「えっ……!? いや、あっ、ぁん、ああっ……!」
 か細い泣き声を上げるカイジの、顔を隠す両手を力尽くで床に縫い止め、黒い髪の隙間に見え隠れする扇情的な表情を、アカギは舐め回すように視姦する。
「きもちよすぎて、漏らしちまったんだ……? あんたほんと、やらしいな……」
 言葉でカイジを辱めながら、アカギはひたすら自身の快楽を高めるためだけに、ずぷずぷとカイジを貫く。
「あッ、もう……ソコ、突くなぁっ……!! たのむ、からぁっ……!! あうっ、あっ……!」
 前立腺を突かれると快感とともに尿意が促されるのか、カイジは泣きながらアカギにやめろと懇願する。
 だがアカギは聞く耳を持たず、スパートをかけるように勢いよくソコへ自身の先端をなんども叩きつけると、放尿によって生き物のようにうねる中に、びゅくびゅくと吐精した。




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