ハッピーアイスクリーム!・6(※18禁)
「ぁ、アカ……っああぁっ……! んっ、はぁ……あっ」
なんの予告もないまま、ずぶりと挿入される。
後孔を押し広げながらめり込んでくる肉棒の太さと熱さに、カイジは背を反らせて喘いだ。
いつもより慣らしが甘かったせいか、体の中心をギチギチと割り開かれていくような感覚が苦しく、カイジは眉を寄せる。
「んっ、んんっ……待っ……アカギ、くるし……っ!」
だがカイジの訴えを無視し、肉棒は狭い肉壁の奥へ奥へと進む。
そして、いつもより少しだけ長く時間がかかったものの、ついに根本まで挿入された。
「はぁ……はっ、」
アカギの腰が尻に当たる感覚で奥まで入りきったことを知り、カイジはほっと息を漏らす。
キチキチと締め上げられるような狭い孔の中で、しばらくの間アカギは動かず、自分のモノの形を媚肉に馴染ませていく。
来ると身構えていた突き上げが来ないことを訝しがるカイジだったが、やがて挿入されっぱなしの男根の大きさに後孔が慣れてくると、今度はもどかしさに体を震わせ始めた。
それに併せて腸壁も誘うように蠕動し始めると、アカギはようやく腰を僅かに引き、突き上げを始める。
「あっ……あっ……」
ずっ、ずっ、と規則正しいリズムで突き上げられるたび、カイジの口からは霰もない声が零れ出す。
いつもなら律動の合間にも、カイジをからかってその反応を楽しんだり、わざと挑発して怒らせてみたりするアカギなのだが、今日は一言も言葉を発することなく、ただ息を弾ませてカイジの体に腰を打ちつけている。
それはまるで、カイジの体を使って自慰をしているようでもあった。
欲をマグマのように滾らせた目で、アカギはカイジを貫く。
その額に光る汗を見て、カイジは息を飲んだ。
アカギは今きっと、余裕がないのだ。珍しく。
行為が始まったときからひどく欲情していたのは、どうやらカイジだけではなかったらしい。
激しく腰を打ちつけられ、わずかな痛みにカイジは顔を顰める。
道具のように扱われ、自分の快感だけを追うように動かれて、あまりの激しさに自失しそうになりながらも、カイジはアカギの体に腕を回して抱き寄せる。
こんなにも貪欲なアカギを見るのは初めてで、その姿がなんだか、可愛く見えてしまったのだ。
「あ……っ! ぁくっ……! ぅああっ!」
「っ、……!!」
思うさま腰を振り続け、アカギはカイジの中で達した。
精液を吐き出しながら、自分の首筋に顔を埋めて深く息を吐くアカギの頭を、同じように息を整えながら、カイジは軽く撫でてやる。
やがて呼吸が落ち着いてくると、アカギはまだ芯を保っている陰茎を引き抜き、顔を上げてカイジを見た。
「……悪い。辛くなかった?」
冷静さを取り戻したアカギは、カイジの頬を撫でながらぼそりと問いかける。
「……ああ、大丈夫」
くすぐったそうに笑って、カイジは頬を撫でるアカギの手を両手で包み込んだ。
「なぁ」
「ん?」
「お前、なんか余裕、なかったよな」
「……」
「いつもより、早かったし」
「……」
「もしかして、溜まってた?」
ニヤニヤと笑うカイジから目を逸らし、アカギは不機嫌そうに小さく舌打ちする。
ふてくされたようなその仕草がますます可愛く見えて、カイジは思わずぷっと噴き出してしまった。
「っくく……あ、わ、わり……」
申し訳なさそうにしながらも笑い止めようとしないカイジに、アカギは苦い顔になる。
お返し、とでもいうように、まだ達しておらず硬いままのカイジのモノに、するりと手を伸ばした。
「あっ!」
はちきれそうな陰茎を擦ると、カイジは短く声を上げる。
その様子をみて溜飲が下がったのか、アカギはいつもの笑みを頬にのぼらせた。
「四つん這いになって。イかせてあげるから」
やさしく促され、期待にカイジはごくりと喉を鳴らす。
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