ハッピーアイスクリーム!・7(※18禁)



 そろそろと言われたとおりの体勢を取ると、後ろに硬さを取り戻したアカギのモノがふたたび押し当てられた。
「挿れるよ?」
 今度はちゃんと予告してから、アカギはゆっくり腰を進めていく。
「あ……あぁ……っ」
 床に爪を立て瞳をとろけさせて、カイジは入ってくるモノの感覚を全身で味わおうとする。
「あ……は、っ、すげ……お前の……っが、奥まで、っ……」
 たまらない、といった風にカイジは身震いし、アカギを振り返る。
「は、はやく……っ、なぁ、アカギっ……、」
 情欲に染まりきった目で訴えるカイジに、腰を緩く動かすことでアカギは応えてやる。
「あっ……あぁ、いい……ああ、ぁ」
 さっきの一方的な行為とは違い、ちゃんとカイジの快楽も引き出してくれる動き。
 滑りの良くなった中は、摩擦も、痛みも少ない。
 カイジは涎を垂らして喘いだ。
 どうしよう、ものすごくきもちがいい。
 さっき無体を強いた分、じっくりとカイジのいいところを責めてやりながら、アカギはふと、卓袱台の上を見る。
 そして悪い笑みを浮かべると、カイジに気取られぬよう、そっと卓袱台の上に手を伸ばし、カップアイスを手に取った。
 片手で腰を支えてずぷずぷと突き上げながら、ほぼ溶けきって液状になったアイスを、カイジの背中に垂らす。
「っひぅ!」
 突然襲ってきた冷たさにカイジの背が引き攣り、その拍子に、アカギを飲み込んでいる後孔もきゅうっと締まった。
「あ、凄い……もっと垂らしてもいい?」
 カイジの返事を待たず、アカギはさらにカップを傾け、今度はカイジの臀部に冷たい液体をぽつぽつと落とす。
「ひぁあっ! や、それ、やめ……っ!」
「やめないよ。だってそれ、本心じゃねえだろ?」
 カイジは唇を噛む。
 アカギの言うとおりだった。
 カイジの体はもう、アカギに与えられるものなら、なんでも快感に変換して、貪欲に欲しがってしまうようになってしまっていた。
 体の熱で徐々にぬるまっていきながら、背中の窪みをゆっくりと伝う液体の感触さえ、今のカイジにとってはひどく官能的に感じられた。

 カップの底にわずかに残った液体を、ちょうど自身とカイジが繋がっている部分に垂らし、アカギはカップを床に投げ捨てる。
 指が食い込むくらい強くカイジの腰を掴み、きつくなる締めつけにあわせ、打ちつける腰の動きを速めていく。
 さっき中に出した精液が、ぐちゃぐちゃと泡立つ。
 その白に垂らした液体が混ざり、赤黒い肉棒に絡まってカイジの中を行き来するさまは、ひどく卑猥だった。
「は、ぅ……っ! ふあ、あ、あっ……!」
 あまりの快感に泣きじゃくりながら、カイジは髪を振り乱し、高く喘ぐ。
「っ、はは……あんたオレのこと、食っちまう気……?」
 根本から搾り取るような締めつけに、アカギもまた荒くなった息の下で笑う。
 それから、苦しいほど硬く反り返り、解放を求めて涙を流すカイジのモノに、指を絡めて強く扱いた。
「ふぁあっ! 出ちまうっ、あっ、そこ、触ったらっ……!! 」
「うん、オレも、出したい……」
 ぼそりと呟いて、アカギはカイジの最奥をずくんと突き上げる。
 項に噛みつき、ひときわ強く手の中の竿を扱き上げれば、カイジは弓形に背を反らした。
「ひぁ、あ、あああ……!!」
 どくり、どくりと脈打って精を撒き散らすカイジの陰茎を、射精を手助けするようにゆるゆると擦ってやりながら、アカギもまた、きつく目を閉じてカイジの奥深くに、二度目の精を放った。



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