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−2時間後−
「わーい☆またかった☆」
「千尋は強いねぇ〜」
「予想通りッつーか」
「そうだな」
上から、千尋、太郎、朋、薙禾が言った。俺はと言うと……
「ぢゃん☆結果発表☆」
−結果−
1番 千尋 10勝
2番 薙禾 7勝
3番 太郎 5勝
4番 朋 3勝
ビリ 龍治 0勝
…なんでだ!?
俺がひそかに落ち込んでいると、千尋が追い打ちを掛けてきた。
「ぢゃあ、罰ゲームはりゅーチャンにけってーい☆」
「はぁ!?聞いてねェーぞ!!!」
「えー、言ったもん☆」
ねーみんな。と千尋が言うと…頷く全員。
「わかったよ!」
こうなったらなんでもヤッたろーじゃねーか!
「やったー☆流石総長☆うーんと、えーっと、あ!ぢゃあ、今行っている学校の後輩で1番みんなから嫌われている人に告白して☆」
は!?
「だーかーら、今行っている学校の後輩で1番みんなから嫌われている人に告白して☆ってば☆」
もう、耳遠いんだから☆
っと言って頬を膨らませている顔ははっきり言って、その辺の女どもよりかわいい。
俺は綺麗なものが好きだ。俺が手を出すのは女も男も相当レベルが高い。本来なら千尋の顔は相当タイプだ。…顔だけならな…
コイツは根っからのゲイだ。千尋の外見から言って、はっきり言って相当男にモテる。そして、千尋のセフレはすべて長身の男だ。
問題はここから。
千尋はタチだ。しかも、自分よりデカイ男を鳴かせるのが大好きときた…。
だから、コイツだけはいくら顔が良くても絶対にありえない!
「コクるのはわかった。しかし、なんで見目イイ奴じゃダメなんだ!」
顔が可愛いならまぁ良い。身体の相性が合えばセフレ位にはしてやってもいいからな。
しかし、嫌われてるヤツと言うからには、顔が良いことはまず、ないだろう。
男子校ならではってヤツだ。
「そっちの方がおもしろいぢゃん☆」
…ツッコミ所は満載だが、千尋に逆らうとメンドクセエーからな。
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