拍手小説 3 −2時間後− 「わーい☆またかった☆」 「千尋は強いねぇ〜」 「予想通りッつーか」 「そうだな」 上から、千尋、太郎、朋、薙禾が言った。俺はと言うと…… 「ぢゃん☆結果発表☆」 −結果− 1番 千尋 10勝 2番 薙禾 7勝 3番 太郎 5勝 4番 朋 3勝 ビリ 龍治 0勝 …なんでだ!? 俺がひそかに落ち込んでいると、千尋が追い打ちを掛けてきた。 「ぢゃあ、罰ゲームはりゅーチャンにけってーい☆」 「はぁ!?聞いてねェーぞ!!!」 「えー、言ったもん☆」 ねーみんな。と千尋が言うと…頷く全員。 「わかったよ!」 こうなったらなんでもヤッたろーじゃねーか! 「やったー☆流石総長☆うーんと、えーっと、あ!ぢゃあ、今行っている学校の後輩で1番みんなから嫌われている人に告白して☆」 は!? 「だーかーら、今行っている学校の後輩で1番みんなから嫌われている人に告白して☆ってば☆」 もう、耳遠いんだから☆ っと言って頬を膨らませている顔ははっきり言って、その辺の女どもよりかわいい。 俺は綺麗なものが好きだ。俺が手を出すのは女も男も相当レベルが高い。本来なら千尋の顔は相当タイプだ。…顔だけならな… コイツは根っからのゲイだ。千尋の外見から言って、はっきり言って相当男にモテる。そして、千尋のセフレはすべて長身の男だ。 問題はここから。 千尋はタチだ。しかも、自分よりデカイ男を鳴かせるのが大好きときた…。 だから、コイツだけはいくら顔が良くても絶対にありえない! 「コクるのはわかった。しかし、なんで見目イイ奴じゃダメなんだ!」 顔が可愛いならまぁ良い。身体の相性が合えばセフレ位にはしてやってもいいからな。 しかし、嫌われてるヤツと言うからには、顔が良いことはまず、ないだろう。 男子校ならではってヤツだ。 「そっちの方がおもしろいぢゃん☆」 …ツッコミ所は満載だが、千尋に逆らうとメンドクセエーからな。 [*前へ][次へ#] [戻る] |