☆★STAR★☆
どさくさ
さらに続けて阿部はペラペラと喋りだす。
「男同士なら中出しをどんだけしても妊娠しないし、お互いが気持ち良いなら一石二鳥じゃん!」
うわぁ〜、こいつ最低だ。
ってか…
「おい阿部ッ!これ以上変な事言うなッ!!お前自分が何言ってるのかわかってるのか?」
「わかってるよ。だからまずは一発ヤろう!良いじゃん減るもんじゃないし、モノは試しよう!」
ヤバイ。
何故そんなアッサリと抵抗無くクラスメイト…しかも男に対して“一発ヤろう”とか言えるの?
しかも“まずは一発”って何?
ひょっとしたら何発もするつもりなのか?!
阿部のこの発言のせいで小野沢も、考えを改めていた小峰もその気になっているっぱい。
この異様なムードに胃が痛くなる程の嫌悪感をしめしている俺は、何も言葉が出なかった。
さらに、だんだんと怖くなってきた俺は3人の隙を狙って扉までダッシュして部室から脱出するべく、無言で急に走り出した。
だが…
「あっ!逃げるなよ」
「うわアっ!!」
ードターン!!
小野沢に背後から飛び付かれて俺はバランスを崩し床にうつ伏せの状態で倒れた。
そのまま体の上に乗った小野沢が俺の両腕を後ろに回し拘束した。
まるで警察官に取り押さえられた容疑者の様な哀れな姿だ。
「逃げられるわけ無いじゃん」
「離せバカヤロー!!」
「ちょっ、歩夢。暴れるなよ!」
「無理!頼むから俺を解放しろ」
「ん〜…むり」
「ふざけんな!!」
「まぁまぁ、阿部の言うとおり男同士でも出来るか試してみようぜ?」
「絶対いやだ!何で俺が犠牲にならなきゃいけないんだよ!?」
「歩夢意外に誰がいるんだよ?」
「小野沢ッ!お前が生け贄になれ!俺とあまり体格も身長も変わらないだろ!?だったら小野沢が襲われろ!」
「はぁ?俺が女役??…無理無理。気色悪い事言うなよ、吐き気する」
「そっくりそのままセリフを返してやる!」
「いや、歩夢は別だろ。俺達3人から欲情されるって事は歩夢には才能があるんだよ」
「何の才能だよ!?そんな才能はいらないッ!」
俺と小野沢が口論をしていると、どこから取り出したのか阿部が縄跳びを二重にして俺の両腕をそのまま縛りだした。
「ちょ、ちょっと!何縛ってんだよ!?マジで洒落にならないからッ!」
「歩夢の自由を奪って、抵抗出来なくさせた方が良いに決まってるだろ?俺達は両手が空く訳だから触りたい放題で歩夢を弄り倒せる」
さ・・・最悪、ってかこの人マジで最低。
「真輝の尻、小さいな」
「ギャーーッ!小峰てめー、ケツを撫でるな!!」
ドサクサに紛れて小峰がズボンの上から掌全体を使って俺の尻を大きく円を描くように撫でまわしている。
その間に阿部が俺のシャツをズボンから引き出していた。
そして、そのシャツを大きく捲り上げてうつ伏せになっている俺の背中を大胆に露出させた。
「歩夢の肌って綺麗だな。白くてスベスベ!舐めて良い??」
「だっ、駄目に決まっているだろう!!やめっ、ひゃああぁーーッ!!!」
阿部が俺の腰から肩甲骨あたりまでを大きく舐め上げやがった。
続けて俺の腹辺りに腕を差し入れると、体を反転され仰向けにされた。
3人の顔が見える分、恥ずかしさは倍増だ。
反転の際に下がったシャツをまたしても阿部に鎖骨辺りまで捲り上げられて上半身の肌を強制露出させられた。
それを見ていた小野沢が横から手を伸ばして胸の突起を人差し指で突いた。
「やっぱり俺の思った通り歩夢の乳首は綺麗だ!小粒で可愛いじゃん」
「小野沢ッ!?止めろバカ!触るな!!!」
俺の乳頭を触る小野沢に対して阿部はニヤニヤ笑って弄られる胸を凝視しており小峰は太ももを触っていた。
何でこんな事になってるんだ?
ただのクラスメイトだったのに…。
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