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☆★STAR★☆
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浜田君は俺の股間から手を離した。


「あゆむ先輩…ノーパン?何で??」



ギクッ!!!


俺はわざとらしく視線をそらした。



「誰っすか?…波工の野郎ですよね?」

明らかにさっきより声のトーンが低くなっている。

浜田君の顔に向き直ると何故か凄く不機嫌そうな表情を浮かべていた。

波工の人間である事は間違いないけど、誰と言われても…目を閉じていたので俺自身、誰に何をされて、誰がパンツを脱がしたのかもわからない。

・・・ってか、俺のパンツどうなった?

浜田君の質問に何も答えられず黙っていると・・・


「加藤さんならギリギリで我慢出来ますけど、他の野郎が歩夢先輩に手を出すの許せないです。まさかとは思いますが処女まで奪われてないですよね?」

「しょっ!処女っ!?何をいってるの浜田君!俺、男!正真正銘オトコ!!奪われるも何も挿入する場所が無いからッ!!」

その答えに浜田君は不機嫌そうなオーラを保ったままだったが、眉間の皺だけは消えた。

「・・・よかった〜。あゆむ先輩が分りやすい人で本当に良かった!今の会話で無事って事が何となく分りました」

「は?」

「ただ一つ訂正すると、ありますよ?」

「え?有るって何が?」

「男にも挿入出来ます。つまり男同士でもSEX出来ます。ちなみに俺、ソレの挿入する方専門です。あゆむ先輩も知ってますよね?俺がゲイだって事」



げい・・・



・・・・わ・・忘れてたッ!!



以前、黒高の体育館倉庫で不良達が言っていた事を今、思い出した。

浜田君がゲイって事、知ってたけど・・・・すっかり忘れていたーーー!!!

・・・あれ?って事は…

「あのぉ…浜田君。ちょっと質問なんですが…、今興奮してるのって電車やホームで女性のパンチラを見た訳では無いんですよね?」

「パンチラ!?見てないですよ。・・・見たくも無いです。ってか俺、女に興味無いです」

サラッ!と言ってのけた。


浜田君の言葉に嫌な予感がして俺の背中に冷や汗が一筋流れた。

・・・・・・浜田君は俺をトイレに・・・この場に運んできた時から勃起していた。

えっと・・・、浜田君はゲイという性癖で、つまり男なのに女性では無く男性に興味が有るって訳で・・・それで・・・


「実は言うと、あゆむ先輩が電車内で勃起してるって知った瞬間、俺スゲェ興奮して本当にヤバかったです」

浜田君の放った言葉に、頭を金槌で殴られた様な衝撃を受けたと同時に密室で・・・しかも、男性に欲情する方と二人きりと言う状況に冷や汗が額から顔の側面を流れた。

さっきから、ずっと何となく会話が変だと思っていたけど、今ようやく理解したかもしれない。

「浜田君、ひょっとして・・・俺に欲情・・していたの?」

「ひょっとしなくても歩夢先輩に欲情しています」

浜田君は真っ直ぐに俺を見て言った。



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あきゅろす。
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