☆★STAR★☆
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「冗談ですよ。俺、歩夢先輩に嫌われたく無いのでムリに歩夢先輩の嫌がる事はしません。今はまだ我慢します…それに」
指先で俺の髪を遊ぶ浜田君は眉尻を下げて困った顔をすると
「あまり興奮しすぎると俺、歯止め効かなくなっちゃいますから。…流石に加藤さんより先に俺が頂いたらヤバイですよね。バレたら確実に俺、加藤さんに消されます」
「・・・・頂く?何を?なぜ加藤?」
「……自分で考えてください。俺も加藤さんもアイツらも苦労するな…まったく、とんでもない鈍感小悪魔ちゃんに魂を奪われてしまいましたよ」
浜田君は深い溜息をついて一度前髪をかきあげた。
少しクシャクシャになった無造作ヘア。
アッシュグレーの長めの前髪の間からのぞく切れ長の目が、俺の瞳を捕らえる。
「加藤さんを選ばなかったら俺を選んでください。マジで大切にします」
「選ぶ?」
「…いえ、何でも無いです。俺も俺なりに努力するので、やっぱり歩夢先輩はこのまま自然体でいいっす。」
……何だかよくわからないけど浜田君は百面相の様に表情を変え色々考えているようだったけど最後は自己完結したようで、スッキリした顔をしていた。
会話をして気がそれたからか、浜田君の意味不明なお手てペロペロ攻撃によって何故か反応して起ち上がりつつあった俺のJrも通常に戻ってくれていた。
これで一件落着!平穏でめでたし、めでたし!!
・・・と、思ったら・・・。
ふと、視界に入った浜田君のズボン…ズボンって言うか正しくは股間部分を見て俺は目を見開いた。
あきらかにテント張ってますよね?
なぜ?
why!?
俺がソコを見ている事に気付いた浜田君は本日何度目かの困った笑顔を俺に向けた。
「スミマセン。歩夢先輩には迷惑かけないのでココで抜いちゃっていいっすか?」
「ここで?…あぁ、うん。確かにこのままじゃあ辛いよね?じゃあ俺、外で待ってるから」
人がいると落ち着いて出来ないと思い俺は気を使って浜田君をトイレで一人にさせようと、立ち上がって扉へ向くと…
「ここにいて下さい」
俺が外へ出る為、トイレのカギに手をかけようとした瞬間に浜田君に手首を掴まれた。
浜田君の言葉に驚いて後ろを振り返り彼の顔を確認する。
「はまだ君?俺いると邪魔じゃね?」
「邪魔じゃないです!ここにいて下さい。歩夢先輩には手を出さないので安心してここにいて下さい」
「いや、俺はここに居ても外で待ってても別にどっちでも良いけど……人がいたら気が散って抜きにくいし恥ずかしいだろうと思って一応気を利かせてみたんだが…」
「構いません、気にせずここに居て下さい。俺、歩夢先輩を見ながらシたいです」
「え?」
「その方が早くイける気がするんです」
そう言った浜田君はおもむろにファスナーを下ろしアレを取り出した。
俺は驚いて言葉を失う。
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