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すると浜田君は俺の首元に手を伸ばすとシャツのボタンを外し始めた。

「ちょっ!浜田君っ!?」

俺は必死に浜田君の指を掴んで阻止をした。

そしたら逆に俺の手をギュっ!と握った浜田君は、そのまま俺の手を引いて口元へ・・・無言で俺の手の甲にキスをした。

唇で軽く触れるだけのキスを俺の手の甲にしたと思ったらまた彼の唇が触れる。


−ちゅ

−ちゅっ、チュッ!


浜田君は何度も何度も俺の手の甲にキスをした。

「あの・・・はまだくん?」

戸惑って彼の名前を呼ぶと浜田君はニコッ!と笑って…俺の指を大きくひと舐めして咥内へと咥えこんだのだ。

俺はビックリして息をのんだ。

指を引こうにも、浜田君に手首を掴まれていて力では敵わない。

浜田君は俺の指を丹念に舐めては暖かな咥内で包み込み時折、指と指の間に舌を這わせた。

初めはその感触がくすぐったくてムズムズしただけだった。

しかし、執拗に舐められ続けていると何故かだんだんと俺の呼吸が乱れてきて、腰からゾクゾクした電流みたいな痺れがうまれた。

俺の指に絡みつく濡れた舌…その行為を続けながらも俺を真っ直ぐに見つめる熱い視線……変な気分になる…。



「…も、ゃだ、やめて…っ、何だか…へん」

「クスッ、歩夢先輩かわいい。俺に手を愛撫されて感じた?」

「んなッ!そ、そんな事ないっ!」

笑いを含んだ声で問われて、俺は顔を真っ赤にして反論した。

「どうだか。本当は感じてたでしょう?」

「感じてないッ!!」

「ふ〜ん……じゃあ、歩夢先輩ズボン脱いで見せて下さいよ」

「はっ!!?」

「感じてないなら無反応のはずですよね?証拠見せて下さいよ」

「そ…そんな……」

「脱ぐの手伝いましょうか?」


浜田君の指先が俺のベルトに触れた。

そこで俺は自分が今ノーパンである事を思い出して青ざめた。

しかもメチャメチャ恥ずかしい事にさっきので微妙に俺の馬鹿息子が・・・起ってしまっていたのだ。


まずい!

これはマズイッ!!

色んな意味で見られる訳にはいかん!


浜田君は俺にお構いなしにベルトを外し始めていた。


「だっ、だめぇーーっ!!」

叫んで、その場にしゃがみ込んだ。

膝を抱えるように丸くなった俺を見て、浜田君は目をまるくした。

「あゆむ先輩?」

「脱がしちゃダメッ!ダメったら駄目ッ!!」


浜田君も俺の正面の位置にしゃがんでヤンキー座り?ウ○コ座りって言うのか…とにかく俺に高さを合わせて座った。


「歩夢せんぱい顔真っ赤。…こんなに拒否されるとは思ってなかったので正直ショックですが…抵抗する歩夢先輩も可愛いッすネ!」

「はっ!?」

「羞恥に顔を赤くして瞳潤ませて必死に貞操を護ろうとしている姿がスゲェ良いッす!歩夢先輩マジで可愛すぎッ、ヤバイっす!…何だか、いじめたくなってくる」

「いっ、いじめっ!?」

「んー…、意地悪な事を言ってイタズラして、もっと歩夢先輩の恥ずかしがる姿が見たいなぁ…なんて」

「駄目だよッ!イジメ、ダメ。絶対!!」

「…そのセリフ、何かの標語に使われていませんでしたか?…ま、そんな事はどうでもいいや」

浜田君は笑って俺の頭を撫でると言葉を続けた。



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