★マスカットボーイ(ランボ)
「う…ぐす…」
「もう、ランボ…そんなに泣かないで。」
「だって、なまえが…」
突然泣き出してしまったランボ。彼とは同じファミリーの幼なじみみたいなものだ。昔から泣き虫で、リボーンを殺しにジャポーネに行くと言い出した時は5歳ながらにして本気で心配したわ。何てったってあのウザさに泣き虫で弱いランボが一人でジャポーネになんて行けるわけないって思ったから。そして10年経った。今でも泣き虫と弱いって所だけは変わらないけど、とても優しくなった。
「なまえー…」
「はいはい、なぁにランボ。」
「俺、頑張って強くなるから。」
「うん」
「なまえを守れるようにもっともっと強くなるから。」
「ふふっ無理しちゃだめよ。」
「うん…じゃなくて!だから、あの…」
「ずっと傍に居させてくれる?」
もちろん!とぱぁと明るい笑顔で抱きついてくるランボから葡萄の香りがして、葡萄味のキスも送られた。
マスカットボーイ
(なまえ好きー)(ランボって積極的だよね)
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