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第2章第1話:再会

Spieldose第2章第1話
「再会」

リ…リート・シュメターリング
タ…タクト・オトハ
ア…アスカ・クラフト
クレ…クレア
ス…スー
クー…クー
村子…村の子供
村母…村の子供の母親
村1…村人1
村2…村人2


リ「ほあぁ〜…ココ、緑がいっぱいだねぇ」

タ「ヴィスタリカはね、世界でも数少ない自然の森の中にある小さな村なんだ」

ア「確かに、いいところだな」

リ「あ、ねぇねぇ。今回の任務って何だっけ」

ア「……もう忘れたのかよ」

タ「これから僕たちが行く村にシュヴィンデルが潜伏しているらしいから、その視察及び対処」

ア「ブルーミストの情報網はしっかりしてるんだな…羨ましい」

タ「まぁ、うちには優秀な調査班がいるし……見えてきた。あれじゃないかな」

リ「本当っ!?やったご飯んんーーーー!」

ア「あ!ちょ、待てって!」

タ「…"羨ましい"、ね」


〜ヴィスタリカ〜


ア「…なんか、寂しい所だな」

リ「食堂はどこかな〜?」

タ「リートったら…って、あれ!」

リ「?」
ア「!」

村子「うわあぁあん!ママー!たすけてぇ!」

村母「子供が…!うちの子供が木から落ちそうなんです!!誰か助けてッ!」

村子「こわいよおぉ!!」

タ「助けなきゃ!」

ア「あんな高いとこ…どうやって助けるんだよ!」

村1「くそっ…落ちるのを待つしかないのか…!?」

クー「!お兄ちゃん!」

ス「あぁ!」

ア「なっ!浮いてる!?」

リ「おぉお〜すごーいっ」

リ「いやー、でも助かって良かったねぇ」
村母「何するのよ!」

リ「へ?」

村母「変な力が移ったらどうするの!気持ち悪い…!」

ス「そっそんなのうつるわけねぇだろ!」

村2「あんな高い所にいたのだって…お前たちが浮かせて連れてったんじゃないのかい?」

クー「ちがう…ぼくたちはあの子をたすけたくて…」

村1「何にせよお前らがいるとこっちまで変に見られるだろ!出ていけ!」

村2「そうよ出ていきなさい!」

クー「……っく…ふぇ…」

ス「!…行くぞクー」

村子「…………」

タ「ひどい…」

ア「迫害、だな……ちっ!いい気しねぇぜ」

リ「……」

村1『何にせよお前らがいるとこっちまで変に見られるだろ!出ていけ!』

村2『そうよ出ていきなさい!』

リ「"出ていけ"…か」

タ「…にしてもどうしようか…また聞き込み、かなぁ」

ア「…面倒くせぇ」

タ「?何か言った?」

ア「いや何も」

クレ「ちぃとそこのお兄さん方…」

ア「あ?」

クレ「お困りのようならわしが助けて差し上げますぞ…」

タ「え!本当ですかっ?」

ア「いや待て待て!どう見てもジジイのフリしただけの女だろ!怪しいすぎるじゃねぇか!」

クレ「もー可愛いくないぞ少年!」

ア「しょ、少年…」

クレ「んで?本当に困ってるみたいだけどどうしたのー…って、おやおや?見間違いでもそうじゃなくてもリートじゃーーん!!」

リ「え!?あっわ、もしかしなくてもクレアっ!?」

ア「…誰だ?」

タ「…さぁ?」

リ「えーとこの人はね、ボクの師匠なんだー!」

タ「師匠!?」
ア「師匠!?」

リ「うんっ育て親でもあるんだよ♪」

ア「だからどことなく似てんのか…」

タ「育て親って…一体いくつなんだろう」

クレ「聞いたら生きては帰れないけど…知りたい?」

タ「え、遠慮しておきます…」

クレ「にしても本当久しぶりだよねぇ!どう?相変わらず?」

リ「うん!クレアに習った薬の調合、今もやってるんだよ〜☆」

クレ「本当っ?嬉しいな〜☆…そうだっ!立ち話もなんだし、家に来ない?」

リ「行っくー!!」

クレ「そういえば自己紹介がまだだったよね?ボクはクレアだよん♪よろしくぅ☆彡」

タ「あっタクト・オトハです」

ア「…アスカだ」

リ「二人ともボクの実験台なんだー」

ア「誰がじゃ!!」

クレ「そっか実験台かー。…うん、ちょうど試したい新薬があったんだよね〜」

タ「…生きて帰れるかな、僕ら」

ア「さぁ……?」


To Be Continued...




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あきゅろす。
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