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第1章第2話:初対面


Spieldose第1章第2話
「初対面」

リ…リート・シュメターリング
タ…タクト・オトハ
ア…アスカ・クラフト
シ…シュクレ・フルール
フ…ファリン・ベトリアル
モ…モリスン・クラフト


〜ベギネン=ハンブルク 街中〜


リ「ところでタクト、そのファリンって人の居場所とかー顔とかー知ってるの?」

タ「いや?本部にも詳しい情報は入ってきてないから…まずは聞き込みから始めようか」

リ「うぅ〜…最初から面倒くさいー!」

タ「ほら!よく言うじゃないか。聞き込みは捜査の第1歩って」

リ「これ捜査じゃないじゃーん…ってほぁ!」

フ「きゃっ!……いったーい…」

リ「いてて…さっきと同じ所ぶつけたよ……あっごめんなさい!ボクちょっとよそ見してて…」

フ「あーあ、折角の私服なのにぃ…まったく、アンタの目は飾りな訳?」

リ「むっ!そこまで言われる筋合いも無いんだけど」

フ「だってそっちが悪いんじゃない!ねぇアスカ君も何か言ってやってよ」

タ「(アスカ…?どこかで聞いたことのある名前だな…)」

ア「はぁ…悪かったな。コイツが」

フ「ちょっと!アスカ君!?」

ア「今のはお前も悪いだろ…あっち見たりこっち見たり、服ばかりに気を取られてたのはどこの誰だ?」

フ「そ、それは…」

ア「それに…一々騒ぎを大きくしてどうする」

フ「!……ごめんねアスカ君…」

ア「それじゃ行くぞ。時間に遅れちまう。本当、すまなかった」

リ「あ、ううん。もう平気だから…」

タ「……アスカ……ね…」

リ「…?どうかしたの?タクト。怖い顔して」

タ「…え?…あぁ、ごめん。何でもないよ」

リ「そう?…にしても今日はよく人とぶつかるなぁ〜」

シ「リートちゃん!」

リ「あっシュクレ!今日はもう仕事終わったの?」

シ「えぇ。めずらしく早くあがれたわ…あら?この男性…もしかしてリートちゃんの彼氏さん?」

タ「なっ!ちちち違います!!」

シ「そんなに否定しなくてもいいのに」

リ「ボクの新しい実験台だよ☆」

シ「あらら…彼も大変ね;…!あなた、どこかで見たと思ったらリートちゃんが受けた依頼を申請しに来た人じゃない?」

タ「あ、はい。そうです」

シ「やっぱり!じゃあこの依頼、正式に受けたのね」

リ「まぁね。大変そうだけど実験・新薬の為だしぃ……そうだ!シュクレ、最近の"シュヴィンデル"に関する情報、知らない?」

タ「あははリート、いくらなんでも一般の女性は極秘情報なんて知らないよ。もっとこう旅慣れしてる!って感じの人に聞かないと…」

シ「知ってるわよ?」

タ「え」

シ「噂によると、街を出て北東に進んだところにある洞窟に拠点が出来ていて、そこからここを侵略しようとしてるとか何とか…」

リ「さっすが!ありがとー助かったよ♪」

シ「どういたしまして、お役に立てて嬉しいわ。それじゃ、あたしそろそろ行くけど…無理はしちゃダメよ?」

リ「分かってるってば!またね〜☆…良かったね、すぐ情報見つかって」

タ「うん、まぁそれはいいんだけど…どうして彼女がこんなことを知っているんだろう」

リ「ちっちっち!甘いなぁタクト・オトハ君!シュクレが働いてるのはどこだい?」

タ「…そうかギルドだ!」

リ「ご名答!シュクレは旅慣れしてるっ!て感じの人達と仲がいいんだ♪だからそういう情報とかも耳に入るんじゃないかな」

タ「なるほどね…さて、居場所も分かったことだし、早速乗り込もうか!」

リ「待って!」

タ「ど、どうしたの?」

リ「…ご飯食べてないから、お腹すいた…」

タ「………はぁ」


〜シュヴィンデル ドイツ基地〜


モ『……事はどう進んでいる?』

ア「全て順調です。明日あたりには行動を開始できるかと」

モ『そうか…ファリン』

フ「はっはい…!」

モ『この前のような失態は二度とするんじゃないぞ。もしも失敗した時には…』

フ「…十分に承知しております」

モ『なら良い。お前達の検討を祈る』

ア「はっ!」
フ「はっ!」

To be continued...




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あきゅろす。
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