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「美味いだろ、ここのメシ」

「あ、はいっ」


 翼先輩に問われ、僕は正直に答えた。するとなぜか固まってしまう先輩。
 何か変なこと、いっただろうか?


「大志…笑ってた方がいいぜ」

「え…今まで笑ってません、でしたか?」

「ちょっとぎこちなかったからな。緊張でもしてたか」

「ま、まぁ…」


 そりゃそうだ。何てったって初日な上に、人気な先輩と一緒にご飯を食べているのだから。
 僕は今度は苦笑いで返し、誉められた照れ隠しに水を飲んだ。
 今の時期、この水は結構ツラい。

 そして食べ終わった僕たちは一緒に教室まで戻ることにした。というより、まだよく分かってない僕のために教室まで送ってくれたのだ。
 しかも、放課後は学校の案内をしてくれるらしい。迷惑かとも思ったが、僕はそれに甘えることにした。







【声に応えて手を振れば、女の子のキャーという歓声が響き渡る。彼の後ろはいつの間にか人で溢れ、知らぬ間に手にはプレゼントが…】


「そんで、ここが図書室な。向こうは普通科があるけど俺らはあっち行かねーから」

「じゃあ、全く関わりがないんですか?」

「いや、行事なんかでたまーにあるけど…」



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あきゅろす。
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