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「キャーエッチー」


「っ…見るな」


「む…なんだこれは急に真っ暗になったぞ!緊急緊急!昼間なのに真っ暗停電です明かりをお願いしますドーゾッ」


「……停電じゃねぇ、から暴れんな」


「………」


「……ドーゾ…」


「ふへへ、了解うーちゃん。でもなんで目隠し?」



 僕見たいのに!
 どうなったか観察して頭の中にメモしてついでに写真とか撮って『きゃ、恥ずかしい写真弱みゲットだぜ!』っていいたいのに!!

 卯月の大きな手に目隠しされて何も見えません。



「あんな…キモイもん、見なくていい」


「ふむ、キモイのか。ぜひ見てみたいような見たくないようなやっぱり見たいようなでも見たくないような」


「……吐くぞ」


「見ないどくね僕っ」


(っ…かわい…)



 今のどこが、って感じだけどもういつものことなので置いといて。
 自分がヤな思いをするのは勘弁な雨音は、手を剥がそうとしていた手を止めた。

 んーでも、真っ暗な中で座って待つのってツラいよね!声聞こえてくるからウズウズしちゃうよね!
 アンアンいってるのは雨音理解してないだろうけどねっ!



「…うーちゃん」


「……何だ」


「見ちゃダメなら僕帰る。つまんない」


「…その方がいい、かもな…」


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