21
他にも色々あるけど紹介が面倒なので割愛します。
さてやってきましたD校舎。
雨音の登場に、何人かが後ろへ引き下がりました。不良に恐れられる雨音、ある意味凄い。
「よっ、うーちゃーん!」
「……雨音、…どうした」
「今日も赤いですなー朝から血のシャワーを浴びたの?」
「…どっちかっていうと夜、だ」
「うほほぉ…僕も浴びたい!」
極自然に当たり前のように、卯月の膝の上へ座る雨音。卯月も何もいわず雨音を抱きしめ、ちょっとした冗談を返した。
うん、雨音喜んだ上に周りは誰も笑ってないけどね。
シャワーとまではいかないけど、夜とか暴れて返り血浴びてるからね!!
「……で?」
「む、そうでした。…はいっ、ハッピーバレンタインうーちゃん」
「え…」
「うーちゃんのためにね、僕スッゴい心を込めて作ったの…た・べ・て?」
「あ、雨音…!」
うん、無表情だけど。
上目使いでチョコを差し出された卯月。顔真っ赤にして雨音をギューッと抱き締めました。
チュッチュッと首にキスしたのはいつものことね。
雨音も嫌がらないし。
むしろギューッていいながら抱き返しちゃうし。
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!